おさんどん

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御三どん(おさんどん)とは台所などで働く下女または台所仕事[1]

語源[編集]

諸説あるが、一般的には江戸時代とは「三女」の意を指し、女性に使われることの多い名に接頭辞の「御」と人を呼ぶ際に使われる接尾辞「どん」が付いて御三どんと呼ばれるようになった。殿(どの)が上方で音変化して「どん」になった。 また、古くは、大奥の奥にある下女のいる「御三の間」にちなんでいるという説、かまどを意味する「御爨」にかけたことばだとする説などがある[1]

類義語[編集]

おさん、飯炊き女、女中

脚注[編集]

  1. ^ a b デジタル大辞泉の解説 小学館