アレクサンダー・フェッター
Alexander Lees Fetter アレクサンダー・リース・フェッター | |
|---|---|
| 生誕 |
Alexander Lees Fetter 1937年5月16日（86歳） .svg){kind=small} アメリカ合衆国 ペンシルベニア州 フィラデルフィア |
| 国籍 |
 アメリカ合衆国 |
| 研究分野 | 凝縮系物理学 |
| 研究機関 | スタンフォード大学 |
| 出身校 |
ウィリアムズ大学 オックスフォード大学 ハーバード大学 |
| プロジェクト:人物伝 | |
アレクサンダー・リース・フェッター（Alexander Lees Fetter、1937年5月16日 - ）は、アメリカの物理学者。スタンフォード大学名誉教授[1] 。研究分野は物性理論、特に超伝導・超流動[1][2] 。
来歴[編集]
1937年にフィラデルフィアでミステリー作家の母エリザベス・ヘッド・フェッター (1904-1972) と父フェルディナンド・フェッタ―の元に生まれた[2][3]。
1958年にウィリアムズ大学を卒業し、卒業生総代を務めた。また、ローズ奨学生としてオックスフォード大学のベリオール・カレッジに留学した。1963年、ハーバード大学にて物理学の博士号を取得した。
1968年にスタンフォード大学の教授に就任し、1985年から1990年まで学科長を務めた。
アメリカ物理学会フェロー[1]、アメリカ科学振興協会フェロー[1][4]、ハンセン実験物理学研究所とゲバレ先端材料研究所[1]の所長を歴任した。
フェッターは2007年11月に教授としての常勤職を退いたが、現在も同大学で働いている。
家族[編集]
アレクサンダー・フェッターは、ジーン・フェッターと結婚し、彼女との間に2人の子供を授かったが、後に離婚した。現在はリン・バニムと結婚している。妹のアン・フェッター・フリードレンダーは、MITで初の女性学部長を務めた[5]。フェッターには6人の孫がおり、最初の孫は1995年に生まれ、最近の孫は2007年に生まれた。
著作[編集]
原著[編集]
- Nonuniform states of an imperfect bose gas, Annals of Physics, 1972
- Quantum Theory of Many-Particle Systems, Dover Publications, 2003, ISBN 978-0-486-42827-7
- Theoretical Mechanics of Particles and Continua, Dover Publications, 2003, ISBN 978-0-486-43261-8
- Nonlinear Mechanics: A Supplement to Theoretical Mechanics of Particles and Continua, Dover Publications, 2006, ISBN 978-0-486-45031-5
邦訳[編集]
- 『多粒子系の量子論 理論編』松原武生・藤井勝彦訳、マグロウヒルブック、1987年、ISBN 978-4895012508
- 『多粒子系の量子論 応用編』松原武生・藤井勝彦訳、マグロウヒルブック、1987年、ISBN 978-4895012522
脚注[編集]
出典[編集]
- ^ a b c d e Alexander Fetter page at Stanford University Department of Physics
- ^ a b Jaques Cattell Press, ed (1986). American Men & Women of Science. Ⅱ (16th ed.). R. R. Bowker Co.. p. 1030
- ^ Fetter & Gamlen 2018, p. 18.
- ^ AAAS Fellows Search (search for "F")
- ^ Fetter & Gamlen 2018, pp. 21–22.
参考文献[編集]
- A. L. Fetter; T. Gamlen (2018), Alexander Fetter : An Oral History, Stanford (Calif.): Stanford Historical Society.