アンドレイ・ヴォロニーヒン

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カザン聖堂

アンドレイ・ヴォロニーヒン(Andrey Voronikhin、1759年10月28日 - 1814年3月5日)は、ロシア建築家。クラシシズムの巨匠。教育人としても優れ、コンスタンチン・トーンらを育てた。

ストロガノフ伯爵家の農奴の息子として生まれる[1][注釈 1]。 コンペティションでかち取ったカザン聖堂は、ロシアでは例のない優美さと規模を誇る教会建築として知られる。 その他の作品はベテルフルグ鉱山大学、桃色のバウィリオン(バーヴロフスク)などがある。

参考文献[編集]

  • ロシア建築三つの旅 [ユーラシア・ブックレット] (No.61) 浜野アーラ著 浜野道博訳 東洋書店 2004.6
  • 零の形態 [叢書・二十世紀ロシア文化史再考] マレーヴィチ/著 宇佐見多佳子/訳 水声社 2000.11
  • ロシアビザンチン [建築巡礼] (19) 内井昭蔵 丸善
  • ロシアの木造建築-民家・付属小屋・橋・風車 A.B.オポローヴニコフ 井上書院 1986
  • 世界の歴史 11 井上浩一 中央公論新社 1998

注釈[編集]

  1. ^ 20世紀の画家であるユーリイ・アンネンコフにとっては母方の伯父の祖父にあたる。

脚注[編集]

  1. ^ J・アンネンコフ『同時代人の肖像 上』現代思潮社、1971年、31頁。