ウーゴ・デローザ

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ウーゴ・デローザ(Ugo De Rosa、1934年1月27日 - 2023年3月26日)は、イタリア自転車メーカーであるデローザの創業者である。12歳のときから自転車フレーム製作の修業を始め、1953年、18歳のときに独立してデローザを興した。

1958年からは、フレームビルダーと並行して、プロチームのメカニックとしても活動した。フレームビルダーとして、あるいはウーゴ自身としての絶頂期は、1974年からフレームを供給したエディ・メルクスの活躍と重なる。ウーゴはメルクスからのシビアな要求に応え、年間50本ものフレームを供給した。

同じイタリアのロードバイクブランドであるコルナゴピナレロの創業者は現役を退くかまたは既に他界していたが、ウーゴは息子に事業経営を引き継いだ後も工房に立ち、生涯現役を貫いた。