ジョナサン・ゴンサレス

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ジョナサン・ゴンサレス
基本情報
本名 ジョナサン・ゴンサレス・オルティス
通称 Bomba(爆弾)
階級 ライトフライ級
身長 157cm
リーチ 157cm
国籍 プエルトリコの旗 プエルトリコ
誕生日 (1991-04-24) 1991年4月24日(33歳)
出身地 ニューヨーク州ブロンクス区
スタイル サウスポー
プロボクシング戦績
総試合数 33
勝ち 28
KO勝ち 14
敗け 3
引き分け 1
無効試合 1
テンプレートを表示
獲得メダル
プエルトリコの旗 プエルトリコ
男子 ボクシング
AIBA世界ユース選手権
2008 グアダラハラ フライ級

ジョナサン・ゴンサレス・オルティスJonathan González Ortiz1991年4月24日 - )は、プエルトリコプロボクサーニューヨーク州ブロンクス区出身。現WBO世界ライトフライ級王者。トレーナーは元2階級制覇王者イヴァン・カルデロン[1]

来歴[編集]

アマチュア時代[編集]

2008年、メキシコグアダラハラで行われた世界ユース選手権フライ級(51 kg)部門で優勝[2]

2009年、プエルトリコの国内選手権でマックウィリアムズ・アローヨに勝利して優勝。

2010年、プエルトリコのマヤグエスで開催された中央アメリカ・カリブ海競技大会にフライ級(51 kg)で出場し、金メダル獲得[3][4]

プロ時代[編集]

2011年、プロデビュー。

2013年8月17日、イスラ・ヴェルデ英語版のエルサンファンリゾート&カジノで、元WBAスーパーWBO世界ライトフライ級統一王者のジョバンニ・セグラとWBOラテンアメリカフライ級暫定王座決定戦を行い、4回KO負けを喫し王座獲得に失敗した[5]

2015年2月28日、グラボのコリセオ・フランシスコ・ルーベ・エルナンデスでエリクソン・マルテルとNABA北米ライトフライ級王座決定戦を行い、10回3-0(99-89、100-88、100-88)の判定勝ちで王座を獲得[6]

2015年10月16日、アルゼンチンビジャ・メルセデスでカルロス・ルーベン・ダリオ・ルイスとWBCラテンアメリカフライ級王座決定戦で対戦し、10回2-1(94-96、98-92×2)の判定勝ちで王座を獲得した[7]

2016年3月19日、グアイナボ英語版のコリセオ・マリオ・"キホーテ"・モラレスにてジョーバート・アルバレスとNABO北米フライ級王座決定戦を行い、6回2分59秒TKO負けを喫し王座獲得に失敗した[8]

2018年2月23日、フロリダ州キシミーのオセオラヘリテージパークでリカルド・ロドリゲスとNABO北米フライ級王座決定戦を行い、10回2-1(95-94、96-93、94-95)の判定勝ちで王座を獲得した[9]

2018年7月20日、オセオラヘリテージパークでフリアン・イェドラスと対戦し、10回3-0(100-90×3)の判定勝ちを収め初防衛に成功した[10]

2018年11月16日、オセオラヘリテージパークでファン・アレホと対戦し、8回2分6秒TKO勝ちでNABO王座の2度目の防衛に成功した[11]

2019年8月24日、名古屋武田テバオーシャンアリーナで指名挑戦者としてWBO世界フライ級王者の田中恒成と対戦し、7回2分49秒TKO負けを喫し王座獲得に失敗した[12][13]

2020年2月21日、フロリダ州マイアミミッコスキー・インディアン・ゲーミング・リゾートでサウル・フアレスとNABO北米ライトフライ級王座決定戦を行い、10回3-0(98-92、96-94×2)の判定勝ちで王座を獲得した[14]

2021年5月21日、フロリダ州タンパのブライアン・グレイザー・ファミリー・JCCでアルマンド・トーレスと対戦し、4回1分29秒TKO勝ちを収めて初防衛に成功した[15]

2021年10月16日、カリフォルニア州フレズノチュクチャンシ・パークで指名挑戦者としてWBO世界ライトフライ級王者のエルウィン・ソトと対戦し、12回2-1(116-112×2、112-116)の判定勝ちを収め2度目の挑戦で王座獲得に成功した[16]

2022年6月24日、フロリダ州キシミーのオセオラヘリテージパークでWBO世界ライトフライ級9位のマーク・アンソニー・バリガと対戦し、12回3-0(117-111×2、115-113)の判定勝ちを収め初防衛に成功した[17]

2022年11月1日、さいたまスーパーアリーナで行われた寺地拳四朗 対 京口紘人戦のセミメインで、WBO世界ライトフライ級2位の岩田翔吉と対戦し、12回3-0(117-111、116-112×2)の判定勝ちを収め2度目の防衛に成功した[18]

2023年4月8日、有明アリーナWBAスーパーWBC世界ライトフライ級統一王者寺地拳四朗と3団体王座統一戦を行う予定[19] だったが、試合5日前にゴンサレスがマイコプラズマ肺炎を発症したため欠場、アンソニー・オラスクアガが代役出場した[20][21]

2023年10月27日、ニカラグアマナグアのアレクシス・アルゲリョ・スポーツ・コンプレックスでWBO世界ライトフライ級14位のジェラルド・サパタとWBO世界ライトフライ級タイトルマッチを行う予定だったが、試合2日前にゴンサレスがインフルエンザ発症とそれに伴う体の痛みと頭痛などの体調不良により欠場、中止となった[22]。それを受けて前座で組まれていたゴンサレスの同門で同級4位のレネ・サンティアゴと同級15位のケビン・ビバスのWBOラテンアメリカライトフライ級タイトルマッチがWBO世界同級暫定王座決定戦として急遽行われることになり、サンティアゴが12回1分18秒KO勝ちを収め暫定王座を獲得した。WBOはゴンサレスとサンティアゴに180日以内(2024年4月27日まで)に団体内王座統一戦で対戦するよう指令した[23]

2024年3月2日、母国であるプエルトリコ・サンフアンのコリセオ・デ・プエルトリコにてアマンダ・セラノ対ニーナ・マインケの前座でWBO世界ライトフライ級暫定王者レネ・サンティアゴと団体内王座統一戦を行い、12回3-0(117-111、116-112、115-113)の判定勝ちを収め団体内王座統一と3度目の防衛に成功した。

戦績[編集]

日付 勝敗 時間 内容 対戦相手 国籍 備考
1 2011年4月1日 1R 1:39 TKO ジョナサン・ゴンサレス プエルトリコの旗 プエルトリコ プロデビュー戦
2 2011年4月16日 1R 0:50 TKO エルビン・カルデロ プエルトリコの旗 プエルトリコ
3 2011年6月3日 2R 0:20 TKO イバン・モクセイ バハマの旗 バハマ
4 2011年8月5日 2R 0:56 KO ガブリエル・クルス アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
5 2011年9月16日 1R 1:16 KO ラモン・エミリオ・セダノ ドミニカ共和国の旗 ドミニカ共和国
6 2011年10月7日 2R 0:45 KO マニュエル・ガラビス メキシコの旗 メキシコ
7 2011年10月22日 6R 判定3-0 ホセ・リベラ メキシコの旗 メキシコ
8 2012年2月3日 5R 1:01 TKO サムエル・グティエレス メキシコの旗 メキシコ
9 2012年3月10日 2R 終了 TKO エリクソン・マルテル ドミニカ共和国の旗 ドミニカ共和国 WBOユースフライ級暫定王座決定戦
10 2012年8月18日 2R 終了 TKO サウル・ヘルナンデス メキシコの旗 メキシコ
11 2012年10月19日 6R 0:56 TKO ダニー・フローレス メキシコの旗 メキシコ
12 2013年2月2日 - 1R 1:13 NC オマール・サラド メキシコの旗 メキシコ
13 2013年3月23日 3R 1:01 TKO ジョセフ・リオス アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
14 2013年4月20日 8R 判定3-0 フランシスコ・ペレス メキシコの旗 メキシコ
15 2013年8月17日 4R 2:25 KO ジョバンニ・セグラ メキシコの旗 メキシコ WBAラテンアメリカフライ級暫定王座決定戦
16 2014年5月29日 8R 判定1-0 ミカエル・ルイス・ジュニア アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
17 2014年8月30日 6R 判定3-0 ミゲール・デル・バーレ プエルトリコの旗 プエルトリコ
18 2014年11月14日 8R 判定3-0 オマール・ソト プエルトリコの旗 プエルトリコ
19 2015年2月28日 10R 判定3-0 エリクソン・マルテル ドミニカ共和国の旗 ドミニカ共和国 NABA北米ライトフライ級王座決定戦
20 2015年5月16日 2R 終了 TKO ミゲール・デル・バーレ プエルトリコの旗 プエルトリコ
21 2015年10月16日 10R 判定3-0 カルロス・ルーベン・ダリオ・ルイス アルゼンチンの旗 アルゼンチン WBCラテンアメリカフライ級王座決定戦
22 2016年3月19日 6R 2:59 KO ジョバート・アルバレス フィリピンの旗 フィリピン NABO北米フライ級王座決定戦
23 2017年3月4日 6R 判定3-0 サムエル・グティエレス メキシコの旗 メキシコ
24 2018年2月23日 10R 判定2-1 リカルド・ロドリゲス アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 NABO北米フライ級王座決定戦
25 2018年7月20日 10R 判定3-0 フリアン・イエドラス メキシコの旗 メキシコ NABO防衛1
26 2018年11月16日 8R 2:06 TKO フアン・アレホ メキシコの旗 メキシコ NABO防衛2
27 2019年8月24日 7R 2:49 TKO 田中恒成畑中 日本の旗 日本 WBO世界フライ級タイトルマッチ
28 2020年2月21日 10R 判定3-0 サウル・フアレス メキシコの旗 メキシコ NABO北米ライトフライ級王座決定戦
29 2021年5月21日 4R 1:29 TKO アルマンド・トーレス メキシコの旗 メキシコ NABO防衛1
30 2021年10月16日 12R 判定2-1 エルウィン・ソト メキシコの旗 メキシコ WBO世界ライトフライ級タイトルマッチ
31 2022年6月24日 12R 判定3-0 マーク・アンソニー・バリガ フィリピンの旗 フィリピン WBO防衛1
32 2022年11月1日 12R 判定3-0 岩田翔吉帝拳 日本の旗 日本 WBO防衛2
33 2024年3月2日 12R 判定3-0 レネ・サンティアゴ プエルトリコの旗 プエルトリコ WBO世界ライトフライ級王座統一戦
WBO防衛3
34 2024年6月15日 - - - シベナティ・ノンティンガ 南アフリカ共和国の旗 南アフリカ共和国 IBF・WBO世界ライトフライ級王座統一戦
試合前
テンプレート

獲得タイトル[編集]

  • WBOユースフライ級暫定王座
  • NABA北米ライトフライ級王座
  • WBCラテンアメリカフライ級王座
  • NABO北米フライ級王座(防衛2)
  • NABO北米ライトフライ級王座(防衛1)
  • WBO世界ライトフライ級王座(防衛3)

脚注[編集]

  1. ^ Jonathan Gonzalez Heading Down To 108, Hires Ivan Calderon”. BoxingScene.com. 2022年3月9日閲覧。
  2. ^ AIBA Youth World Championships 2008”. amateur-boxing.strefa.pl. 2022年3月9日閲覧。
  3. ^ 6ta de Oro para Puerto Rico en el Boxeo”. web.archive.org (2010年11月25日). 2022年3月9日閲覧。
  4. ^ 21.Central American and Caribbean Games - Mayaguez, Puerto Rico - July 23-31 2010”. Amateur.Boxing.Strefa.pl. 2022年11月26日閲覧。
  5. ^ Weekend Wrap: Giovani Segura Stops Jonathan Gonzalez, Calls Out Estrada”. Tha Boxing Voice (2013年8月19日). 2022年3月9日閲覧。
  6. ^ Rey Ojeda Outpoints Sergio Villanueva In Puerto Rico”. BoxingScene.com. 2022年3月9日閲覧。
  7. ^ Jonathan Gonzalez Will Return To The Ring on March 19th”. BoxingScene.com. 2022年3月9日閲覧。
  8. ^ Joebert Alvarez Shocks Jonathan Gonzalez, TKO To Win WBO Belt”. BoxingScene.com. 2022年3月9日閲覧。
  9. ^ Gonzalez, Cintron, Vargas Wins Bouts in Kissimmee, Florida”. BoxingScene.com. 2022年3月9日閲覧。
  10. ^ Jonathan Gonzalez defeats Julian Yedra in Florida, claims 10-round unanimous decision”. The Ring (2018年7月21日). 2022年3月9日閲覧。
  11. ^ Jonathan Gonzalez stops Juan Alejo in eight, Antonio Vargas outpoints Jorge Perez”. The Ring (2018年11月17日). 2022年3月9日閲覧。
  12. ^ 田中恒成が7回TKO勝ち WBOフライ級V2”. Boxing News(ボクシングニュース) (2019年8月24日). 2022年3月9日閲覧。
  13. ^ Kosei Tanaka Breaks Down, Takes Out Jonathan Gonzalez in 7th”. BoxingScene.com. 2022年3月9日閲覧。
  14. ^ Jonathan Gonzalez Outworks Saul Juarez Over Ten Rounds”. BoxingScene.com. 2022年3月9日閲覧。
  15. ^ Jonathan Gonzalez Stops Armando Torres In 4th Round Of Telemundo Main Event”. BoxingScene.com. 2022年3月9日閲覧。
  16. ^ WBO・L・フライ級王者ソト陥落 ゴンサレスが2-1判定で新王者”. Boxing News(ボクシングニュース) (2021年10月17日). 2022年3月9日閲覧。
  17. ^ 京口紘人&寺地拳四朗のライバル王者ゴンサレス WBO・L・フライ級V1成功”. Boxing News(ボクシングニュース) (2022年6月25日). 2022年7月2日閲覧。
  18. ^ 岩田翔吉の世界初挑戦は実らず WBO・L・フライ級王者ゴンサレスのうまさに屈し判定負け Boxing News(ボクシングニュース)2022年11月1日
  19. ^ L・フライ級2団体王者の寺地拳四朗 3団体統一戦「必ず4団体統一につなげる」 Boxing News(ボクシングニュース)2023年2月13日
  20. ^ 4.8寺地拳四朗の3団体統一戦中止 ゴンサレスがマイコプラズマ肺炎 代役と防衛戦を調整 Boxing News(ボクシングニュース)2023年3月24日
  21. ^ L・フライ級2団体統一王者の寺地拳四朗 4.8防衛戦はWBAフライ級2位オラスクアガに決定 Boxing News(ボクシングニュース) 2023年2月15日
  22. ^ 'Bomba' Gonzalez Falls Ill, Withdraws From WBO Title Defense; Santiago-Vivas Elevated To New ESPN+ Main Event”. Boxing Scene.com (2023年10月25日). 2023年12月22日閲覧。
  23. ^ サンティアゴがWBO・L・フライ級暫定王者に 180日以内に正規王者ゴンサレスと対戦指令”. ボクシングニュース (2023年10月29日). 2023年12月22日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

前王者
エルウィン・ソト
WBO世界ライトフライ級王者

2021年10月16日 - 現在

次王者
N/A