セルダル・ベルディムハメドフ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
セルダル・グルバングルイェヴィチ・ベルディムハメドフ
Serdar Gurbangulyýewiç Berdimuhamedow

2022年

任期 2022年3月19日在任中
首相 セルダル・ベルディムハメドフ(兼任)

出生 (1981-09-22) 1981年9月22日(42歳)
ソビエト連邦の旗 ソビエト連邦
トルクメン・ソビエト社会主義共和国 アシガバート
政党 トルクメニスタン民主党
出身校 トルクメニスタン科学アカデミー
配偶者 あり
子女 4人

セルダル・グルバングルイェヴィチ・ベルディムハメドフ[注釈 1]トルクメン語: Serdar Gurbangulyýewiç Berdimuhamedowロシア語: Серда́р Гурбангулы́евич Бердымухаме́дов1981年9月22日 - )は、トルクメニスタン政治家。同国第2代大統領グルバングル・ベルディムハメドフの息子。2022年から父の跡を継いで、同国大統領に就任。就任前は、同国外務副大臣を歴任。

経歴[編集]

1981年9月22日、アシガバートにて誕生。2001年にトルクメン農業大学英語版を卒業[1]

2001年から2008年まではトルクメニスタン国営食品工業公団経済関係部、青果・酒類専門部に勤務。2001年から2年間は兵役に就いた。2008年から3年間は在ロシア・トルクメニスタン大使館公使参事官2011年からは在ジュネーヴ・トルクメニスタン大使館公使参事官を歴任。2016年にはトルクメニスタン外務省国際事務局長を務めた[2]

また、2014年8月から科学の学位を取得する為にトルクメニスタン科学アカデミー英語版へ入学しており、2015年7月に卒業。同アカデミーから技術科学の博士号を取得している[3]

2016年、父の故郷であるアハル州の知事に当選[4]2021年には同国の国家安全保障会議英語版にて、閣僚会議副議長(副首相)に任命。2022年には父であるグルバングルが「若者に権力を移譲する」として、大統領職を辞任。次期大統領選挙が中央選挙管理委員会によって、3月12日に実施。大統領職に出馬し、得票率72.97%で当選した[5]中央アジアで最初に、アフガニスタンタリバン政権の外交官を受け入れた[6]。その一方で、タリバンに靡く形で保守化が進んでいるとの指摘や「トルクメニスタンの親タリバン路線が際立っている」といった批判が相次いでおり、専門家の間では「タリバンに同調する姿勢を見せることが狙いではないか」という観方が出始めている点がある[7]

私生活[編集]

4人の子供を儲けている。同級生達は彼の事を「控えめで礼儀正しい性格」と語っている[8]

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 朝日新聞は、ベルドイムハメドフとつづる。

出典[編集]

公職
先代
グルバングル・ベルディムハメドフ
トルクメニスタンの旗 大統領
第3代:2022年3月19日 -
次代