ゼーフェルトの聖体の奇跡

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聖オズワルド教区教会

ゼーフェルトの聖体の奇跡は、1384年にオーストリアゼーフェルトで起こったとされる聖体の奇跡の事である[1]

概要[編集]

聖体の奇跡を描写した彫刻

1384年3月25日、オーストリアのゼーフェルトで行われていた聖木曜日のミサの時、シュロスバーグの領主であるオズワルド・ミルザーは、司祭が使用する大きな聖体を拝領することを期待していた。だが、ミルザーが聖別された聖体を拝領しようとした瞬間、床が震え壊れ始めた。司祭は、落ちないように祭壇を掴んでいたミルザーの口から、すぐに聖体を取り戻した。すると現象は収まり、聖体から血が滴り始めた[2]。奇跡の目撃者は多く、すぐにそのニュースは全国に広まった。皇帝マクシミリアン1世も聖体の奇跡と見なされていた現象を信じていた1人であった[3]

遺物[編集]

聖遺物は、奇跡を描いた多くの絵画とともに聖オズワルド教区教会[4]に安置されている[3]

脚注[編集]

  1. ^ Do you believe in miracles? Christ the King hosts 'Eucharistic Miracles of the World' exhibit in Daphne”. AL.com (2013年3月8日). 2022年6月19日閲覧。
  2. ^ Seefeld: il Miracolo Eucaristico cui era devoto Massimiliano I”. ZENIT (2017年2月5日). 2022年6月20日閲覧。
  3. ^ a b Seefeld, 1384”. Miracoli Eucaristici. 2022年6月19日閲覧。
  4. ^ St. Oswald Parish Church”. Seefeld. 2022年6月19日閲覧。

外部リンク[編集]