チリ沖地震
チリ沖地震(チリおきじしん)は、チリ近海で起こる巨大地震の名称。
ペルー・チリ海溝では、ナスカプレートが南アメリカプレートの下にほぼ直線的に沈み込んでいる。このため、チリ周辺では数十年おきにM8以上の巨大地震が発生し、M9 以上の巨大地震は約300年間隔で発生している[1]。1960年の超巨大地震はMw 9.5に達し、有史以来最大規模の地震として有名である。
また、チリでの巨大地震では大きな津波が発生することがあり、太平洋に位置するハワイ諸島や地球の裏側に位置する日本列島まで津波が到達し、被害をもたらすことがある。
「チリ地震」も参照
年表[編集]
- 約3800年前にチリ北部沿岸でMw⒐5。
- 1575年にチリ南部のバルディビア沖で発生、Mw8.5。バルディビア地震を参照。
- 1604年にチリ北部で発生。
- 1737年にチリ南部のバルディビア沖で発生。
- 1837年にチリ南部のバルディビア沖で発生。
- 1868年にチリ北部アリカ沖で発生、Mw9.0、アリカ地震を参照。
- 1877年にチリ北部イキケ沖で発生、Mw8.7、イキケ地震を参照。
- 1906年にチリ中部で発生、M 8.6[2]。
- 1922年にチリ北部で発生、M 8.5[2]。
- 1928年にチリ中部で発生、M 8.0[2]。
- 1939年にチリ中部で発生、M 8.3[2]。
- 1943年にチリ中部で発生、M 8.2[2]。
- 1960年(昭和35年)5月にチリ南部のバルディビア沖で発生、Mw9.5。チリ地震 (1960年)を参照。
- 1995年にチリ中部で発生、Mw8.0。
- 2010年(平成22年)2月にチリ中部マウレ沖で発生、Mw8.8。チリ地震 (2010年)を参照。
- 2014年(平成26年)4月にチリ北部イキケ沖で発生、Mw8.2。イキケ地震 (2014年)を参照。
- 2015年(平成27年)9月にチリ北部イヤペル沖で発生、Mw8.3。イヤペル地震を参照。
脚注[編集]
- ^ 出典 : 産総研:プレスリリース チリ中南部沿岸の堆積物に過去の巨大地震の痕跡 産業技術総合研究所
- ^ a b c d e 出典 : 2010年 チリ中部地震 - 東京大学地震研究所
外部リンク[編集]
- 20世紀以降の巨大地震の分布 – 東京大学地震研究所
- 南アメリカ西部の巨大地震史 - コーネル大学 Rick Allmendinger's Stuff