ノート:メサ

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「美ヶ原」の記述について[編集]

手元にある『美ヶ原の自然観察』という小冊子(土田勝義 編集、美ヶ原高原荘 発行、1984)に美ヶ原の地質の成り立ちが断面図付で描かれており、「石英閃緑岩層が侵食され平坦化→その後に成層火山ができる→侵食により火山が平坦化、という過程により現在の地形になった」という内容が書いてあります。最後に「美ヶ原は溶岩台地ではなく、侵食によって平坦化された地形でメサ地形とよばれています。」とあります。1ヶ月ほど前に美ヶ原へ行ったのですが、美ヶ原ビジターセンターの展示物や、遊歩道上の案内板にも同様の記述があり(同書からの引用と思われる)、「美ヶ原はメサ地形である」と信じている人が多いと思われます。私もその中の一人で、「メサ」という言葉は美ヶ原で覚えました。

国土地理院の日本の典型地形による定義を読んでみると、赤い飛行船さんのご指摘通り、美ヶ原は「メサ」よりも「平頂峰(キャップロック)」の方があっていると思われます。ただ、美ヶ原の本体の閃緑岩層はメサで、その上に王ヶ頭などの平頂峰が乗っていると考えると、「美ヶ原はメサ地形である」というのも誤りではないと思います。美ヶ原は典型的なメサ地形ではないようなので、この項目からは「美ヶ原」を削除して、平頂峰・溶岩台地などの項目を充実するのがいいかと思いますがいかがでしょうか。

余談ですが、屋島の項に「屋島は溶岩台地である。」とかかれており、溶岩台地の項に「屋島は溶岩台地ではなくメサである。」という記述があり、この辺も含めて整理が必要かと思います。 --ウラオモテヤマネコ 2007年9月30日 (日) 05:06 (UTC)[返信]

ウラオモテヤマネコさん、素早い対応ありがとうございます。土田勝義さんは植生とか生態学の人ですから地形学的な話は余り詳しくないでしょう。別の出典にあたったほうが良いですね。『日本の地形 5 中部』(東京大学出版会)が参考になると思います。高価な本ですから図書館で借りると良いでしょう。所蔵していない場合も取り寄せてもらえるはずですので、図書館の人に相談してみてください。「溶岩台地」という概念はちょっと古めなんですよね。「洪水玄武岩」の方が使われる傾向にあります。そんなわけで放置してあります。屋島ですがこちらの記事から「溶岩台地」という言葉を外したいのですが、天然記念物の指定文にあるので迷っています。古いといえ出典がありますので編集合戦になる可能性があります。それを避ける方策を考えねばなりません。メサ、屋島ともに全面的に改稿した記事を用意しているところですが、なかなか骨が折れます。 --赤い飛行船 2007年9月30日 (日) 15:02 (UTC)[返信]

赤い飛行船さん、丁寧な解説ありがとうございます。メサ・屋島の改稿した記事、期待しています。とりあえず、本文の当該の記述を除去させていただきます。--ウラオモテヤマネコ 2007年10月1日 (月) 11:12 (UTC)[返信]