ノート:佐々淳行

ページのコンテンツが他言語でサポートされていません。

辞令について[編集]

昭和47年5月2日付け官報本紙第13606号の人事異動欄には、次のようにあります(原文縦書き)。有料検索でテキスト画面だけでなくスキャン画像=要するに実物=を確認しました。忠実再現のため敢えて全角空白を用います。

(警察庁警務局監察官兼警備局付)同 佐々 淳行
警察庁警備局調査課長を命ずる(以上五月一日)

「同」及び「以上」とあるのはその前行にも警察の方の辞令があるためで、補足しますと「同」は「警視正」の意です。詳細は省略しますが、国の役所で「ある地位を保持したまま別の職務を命ずる」場合には、兼官・兼務・充て職・併任など複数の「似て非なる発令方式」があります。本件の場合、この官報の掲載が誤植でなければ、かつ、当時、官報への掲載を依頼した警察本庁の人事担当者がミスをしていなければ、「兼」の文字があり、かつ、官職の位置には警視正しかない(警視正兼警察事務官とはなってない)ため、「兼官」、「充て職」、「併任」でなく「兼務」であるということであり、かつ、監察官が先に表記されているため、本籍というか実家というか、いわゆる「本務」は警務局監察官であって、そこに付加する形で警備局付に命ぜられたということになります(たとえ同時の発令でも、解釈上は先・後の区別がある)。佐々氏の著書での記載は、そうなっていないかもしれませんが、官報という政府の公報誌では、そうなっている、ということです。

したがって、そもそも官報の記載どおり「警察庁警務局監察官兼警備局付」となっていたのを2008年4月30日 (水) 02:41 (UTC) に倒置させて「警察庁警備局付警務局監察官」と変えたMizuki Ayase氏の編集が(無論、佐々氏の著作等を参考にされたと思いますので悪意等はまったくないということは重々わかっておりますが敢えて申しますと)間違っていたということであり、2008年7月6日 (日) 14:37 (UTC) に「兼」の字を挿入された翰林硯士氏の行為は(倒置をそのままにしたことはともかく)基本的に間違っていなかったということになります。繰り言になりますが、あくまで佐々氏自身が著作に誤った認識を書き、実は官報のほうが正しいという前提があってのことですが、一番の正解は、倒置を戻して、かつ、「兼」の字を挿入することである、と考えます。

とは言いながら、今すぐに当方が本文に手を入れることで編集合戦になっても困るので、とりあえずここでの説明にとどめます。--無言雀師 2008年7月7日 (月) 17:21 (UTC)[返信]

すいません、重要なことを書き漏らしました。もしこれが「兼務」でなくて「充て職」であった場合は、「警察庁警務局監察官警備局付」という「兼なし」表記になります。兼務は「兼」があり、充て職は「兼がない」という違いがあります。ぶっちゃけて言いますと、「局付」というのは予算的な裏付けも弱く、(もちろん曲がりなりにも辞令が出てますので一応正規の職務を担当する人ではありますが)課長などと違って組織法令レベルに根拠規定がない職位(せいぜい内規レベルに規定があるのみ)なので、「何々局付何々監察官」というように「局付が本務の位置にくる」というのはほとんどあり得ないと思います。まずもって、課長とか○○官とかちゃんとした役職があって、その親亀の上に小亀の形で局付となるのが普通です。省庁は異なりますが、法務省の辞令でも、兼官なら「(東京高等検察庁検事兼法務省○○局○○課長)検事兼法務事務官」で、充て職なら「(東京高等検察庁検事法務省○○局付)検事」のようになります。「兼」の文字って、結構意味があるんですよ。もっとも、官報の表記自体にミスがあったら元も子もないわけですが。--無言雀師 2008年7月7日 (月) 17:32 (UTC)[返信]
もひとつ付け加えます。当時の警察本庁の内部部局の序列では、同じ「局」ではありますが警務局のほうが警備局よりも先というか前の順序であり、したがって「佐々氏の官報掲載の辞令は単にその局の序列に沿って書いただけで、どっちが本務とか兼務とか断定できないんじゃないの?」という判断も実は可能です。こればっかりは、「官報で様々な中央省庁の人事発令を数百・数千単位で見慣れてください」と申し上げるしかありません。まず「局付が先にくるのは通例考えにくい」こと、そして「兼ねて何々に任命する」、「兼ねて何々を命ずる」、「何々に充てる」、「何々に併任する」というように複数の発令があるときは原則「組織の序列に関係なく本務を先に書く」という慣例から考えれば、前述の当方の説明で合っているとは思うのですが、世の中、何事にも例外はありますのでトコトン追及されてしまうと困ってしまいます。加えて、ウィキペディアは出典依拠主義ですので「その人事異動通知書を直接受領した本人が著書にこう書いてるじゃないか」と主張されてしまうと、中々につらいものがあります。--無言雀師 2008年7月7日 (月) 19:30 (UTC)[返信]

「退官後」節の編集について[編集]

特別:差分/74166636について。特別:差分/74166237(「出典B」(佐々淳行 『わが上司後藤田正晴 - 決断するペシミスト』 pp. 360-402, 第六章 ポスト後藤田の「危機管理」))に準拠した編集である。(「退官後は、後藤田正晴をはじめとする複数の政界有力者から、いわゆる天下りや、自由民主党からの政界入りを勧められたものの、それらを辞退して」の部分が「出典A」(名誉総裁 佐々淳行ごあいさつ”. 一般社団法人災害支援機構. 2019年9月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年1月27日閲覧。)であるかのように見える(リンク先には該当記述無し)ため)。もっとも、文章全体の出典が「出典B」のみで成立する(利用者‐会話:花蝶風月雪月花警部#「佐々淳行」の編集について参照)のならば、「出典A」は(紛らわしい位置にあるため)除去したほうが良いと思える。--花蝶風月雪月花警部会話2019年9月8日 (日) 17:38 (UTC) )、[返信]

当該部分の加筆をした者です。「もっとも、文章全体の出典が「出典B」のみで成立する(利用者‐会話:花蝶風月雪月花警部#「佐々淳行」の編集について参照)のならば、「出典A」は(紛らわしい位置にあるため)除去したほうが良いと思える。」というご意見を受けて、手元にある、佐々淳行 『わが上司後藤田正晴 - 決断するペシミスト』を再確認しましたが、ご指摘のように「出典A」は特に必要ないように思いました。ご提案のように「出典A」を除去しておきます。--Pooh456会話2019年9月8日 (日) 18:00 (UTC)[返信]