ノート:播州弁

ページのコンテンツが他言語でサポートされていません。

西播磨弁について[編集]

赤穂市、相生市、赤穂郡、佐用郡、龍野市、太子町で使われる播州弁を西播磨弁(にしはりまべん)ということがある。分かりやすい播州弁との違いは「~してるん?」のさいごに“け”が入り「~してるんけ?」となるところである 特に相生市では西播磨弁の特徴が最も濃く現れるといわれる。

とありますが、疑問形の語尾に「~け」が付くのは加西・姫路以西の地域では一般的だと思います。あとネーミングは「西播州弁」でなく「西播磨弁」なんですか?そこのところどう言うかは慣習の問題なので東播磨出身の自分にはわかりませんが、お答えいただければ幸いです。--Tomomarusan 2005年7月24日 (日) 13:59 (UTC)[返信]

佐用に伯父伯母(生まれたときから)がいますが「け」使ってたかなぁ・・・?記憶にないです。Elthy 2005年10月7日 (金) 01:22 (UTC)[返信]

姫路では「け」は比較的普通です。 「何しょんけぇ~?」 のように。

自分は姫路在住の若者?ですが、多少「使わない」「聞いたことがない」表現があったので、(現在はあまり使わない)のような追記をさせていただきました。

--Daigorou 2005年11月25日 (金) 14:45 (UTC)[返信]

「なんどいや」と「なんぞいや」の記載の仕方、逆のような気が・・・。ザ行とダ行なら、「あぜみち(畦道)」と「あでみち」、「せんざい(前栽)」と「せんだい」なんかはサンプルにどうだろう?(わたしだけ?大きくなるまで知らなかったの?)--ベッチョナイ 2006年4月28日 (金) 17:50 (UTC)[返信]

ざ行・だ行の例示、変えてみました--ベッチョナイ 2006年6月4日 (日) 15:32 (UTC)[返信]

本文の一部転記[編集]

次の記述は本文に載せられていましたが、出典がないためノートページに移されました。本文に載せる際は出典を明記し、検証可能性を満たすようにしてください。これについての議論はノート:日本語の方言#出典のない記述の除去を参照してください。

特徴

基本的には大阪弁に似るが、「…しよぅ」「…しとぅ」「…やがぃ」等の語尾表現が特徴的である(大阪弁では「…しよる」「…しとる」「…やがな」)。大阪弁か播州弁かの簡単な聞き分け方としては共通語で言う「何をしているの?」で比較すると分かりやすい。前者は「何してんの?」と専ら言うが、後者は一般に「何しとん(の)?」「何しよん(の)?」と言う(もちろん「何してんの?」と言わないこともないが使用頻度は低い。これは讃岐弁神戸弁など周辺の方言にも共通する)。加えて微妙な差異だが「~てんの?」と「~とんの?」「~よんの?」の部分でアクセントに違いがある(「~てんの?」は上がり調子になるが「~とんの?」「~よんの?」は下がり調子である。大阪と播州の間の神戸に関しては両者を線引きしにくい)。また「ごーわく」などの表現が志摩弁と共通しているのも興味深い。

「…しちゃる」「何しょん?」「…のぅ」「めぐ」などの表現や語彙、また母音「アイ」の「エ」化などからは、東部中国方言(岡山県及び広島県東部で主に使用される)との関連が伺える(使用例:「壊れている」は播州弁で「めげとるわ」;岡山弁備後弁などでも全く同じ用法)。「…しとってでしょ」や「…してやった」「…しちゃった」など敬語表現についても然りである。大雑把に総括すれば、「『音声』関西(方言)・『語彙表現』中国(方言)」といった捉え方も不可能ではない。また結果として、同じく関西と中四国との間に介在する淡路弁徳島弁讃岐弁との親和性も生じている。

西播地方や北播地方ではまだ多く聞かれる播州弁だが、神戸市以東からの転入者が多い東播地方や沿岸部では、播州弁の語彙が失われつつある。特に若年層においては、摂津以東(神戸市以東)の影響を受け、「ダボ」に代表される罵倒語などを除いては播州弁の個性が急速に失われつつある。一方で大阪人からすれば、神戸の言葉さえも姫路と似たようなものだ、との声もある。神戸でも「…しよぅ」「…しとぅ」を用いるからだという。

しかし、いかに近畿圏内で微妙なニュアンスの違いから「あそこの言葉は~」等と言っても、同じ内でも地域によって違いがあるのと同様であり、また、結局は近畿地方に属し、近畿圏以外の人が話し方を聞けば、ほぼ関西弁の一つとしか聞こえないので近畿方言の一つであると言える。

敬語表現

播州弁では元来、大阪弁などに代表される「…してはる」という近畿方言独特の尊敬表現を用いないこともあり、近畿方言圏外部から「播州弁は近畿方言ではない」と捉えられることもある。後述するように播州弁では「…してや/…してですか」「…しとってや」「…しよってや」などで敬意を表すが、播州人が他の近畿圏に移り住むと、先方への敬意が伝わらない不便さから「…してはる」を使うようになることが多い。近畿圏に一種の「関西弁共通語」とでも呼ぶべきものが存在しているのも事実である(必ずしも「関西弁共通語」=大阪弁でないことに注意)。

発音・アクセント

特徴として、"s→h"や"r→微弱"など、子音の弱音化または無音化が挙げられる。例として「ほたら何かぇぃ?」(「それじゃあ何かい?」の意。喧嘩の買い言葉)は「そうしたら→そしたら→ほいだら/ほたら」と転訛している。「ざじずぜぞ」と「だぢづでど」の発音の区別もあまり明瞭でない(「あみち(畦道)」が「あみち」、「んぶ(全部)」が「んぶ」、「せんい(前栽)」が「せんい」寄りに聞こえるケース)。また語尾における、母音「アイ」の「エ」化も目立つ(上記「何かい→何かぇぃ/何け」等)。

地名

地名のアクセントにも、播州弁ならではのものがある。ここでは地名を例に、アクセントとその変化を紹介する。地名のみならず、一般名詞にもほぼ同じ事が言えるため、参考となるだろう。

最近主に兵庫県外で「姫路」を「めじ」と、「ひ」を高くする発音がよく聞かれる。また共通語では「市からお越しの…」と徐々に高音となるが、地元では音の高低がない「ひめじ」が標準である。姫路市民や姫路出身者に「めじ」の発音は嫌がられることが多い。但し「東洋大姫路」「北姫路」など語頭に別の語や接頭辞を付する場合は、前に引っ張られて「めじ」となることもある。また「姫路市(ひめじし)」のように、接尾辞には影響を受けない。「高砂(たかさご)」「西脇(にしわき)」「加古川(かこがわ)」等も「姫路」と同様である。

姫路市西南部の「網干」にはJR西日本網干総合車両所があり、網干駅は多くの電車の発着駅として知られるが、「ぼし」ではなく「あし」が姫路での発音である。網干のケースでは接頭辞以外に接尾辞にもアクセントが引っ張られるため、広域地名の「網干区」は後ろにアクセントがずれ「あぼく」となる。「飾磨(しま)」「龍野(たの)」「上郡(かみおり)」等もこれと同じ特徴を持つ。

赤穂」「京口」「曽根」「大塩」そして「播磨」のように、先頭にアクセントが来る地名もある。これらは接頭辞には影響されず、接尾辞が付くと「曽根(ね)→曽根駅そねえき)」のように地名箇所が終始高音へと変化する。「太子(たい)」「別所(べっしょ)」等は語尾にアクセントが置かれ、接尾辞では変化無く、接頭辞を受けると「ひめじ別所ひめじべっしょ)」のように先頭へアクセントが移る。

姫路の隣の「加西」も、地元では「加西市」の「加西」と同じアクセントで高低差なしの「かさい」または、後ろが強い「かさい」だが、関東を中心に「さい」と発音されることが多い。江戸川区の「葛西」の影響かも知れない。他にも2004年北播磨県立社高等学校野球部が初の甲子園出場を果たした際も、地元では社を「やしろ」と音の高低差なしに発音されるところを、テレビでは標準語的なアクセントに合わせてか、連日「しろ」と発音された。

なお、「姫路」「網干」に関する駅アナウンスが頭高アクセントになったのには、英語アナウンスの影響があった、との指摘がある。"Himeji"でないと「イメジ」に聞こえる可能性を考慮し頭高にしたところ、日本語での読みもそうなった、というものである。確かにかつては、播磨地方以外であっても「めじ」とは余り言わなかった。

分布の境界

兵庫県南西県境が分布の西端である。岡山県との県境・船坂峠を越えると、中国方言に含まれる岡山弁となる(ただし姫路から北西山間部に入った宍粟市佐用町方面では、越県しない内から、他播州諸都市と比べ中国方言との共通性が高くなる)。前述したように語彙・表現に類似点は見られるものの、アクセントは東京型に一変し(細かく見れば京阪型も混在している)、耳で捉えた印象は全く別系統の方言である。

播州南東部では、神戸に近づくにつれて播州弁に特徴的な表現が徐々に少なくなり、「動詞+よぅ/とぅ/どぅ」と一部の罵倒語のみを播州弁との共通項とした「神戸弁」に至る(明石市・神戸市西区・神戸市垂水区三木市などは旧国において播磨に属していたが、姫路より神戸との関係が深いということもあって、播州弁と神戸弁の中間的な方言が使われる)。「動詞+よぅ/とぅ/どぅ」があるため、大阪人は神戸弁を、大阪弁とは別物と捉えている。

播州北部では、敬語表現もやや変化し始め、但馬弁丹波弁に近い表現がなされる(歓迎看板の例:神崎郡神河町「よう来たった(画像参照)」、多可郡多可町「よう来ちゃった」など)現在形・未来形ではテヤ敬語、過去形では「‐たった」「‐ちゃった」というように使い分ける。「‐ちゃった」は但馬・丹波との接触地帯付近でのみ用いられるが、「‐たった」は播州南部でも用いられるため播州弁の代表的な敬語表現とみなされる。更に北上して但馬地方に入ると、語彙・表現の面で中国方言の影響が現れる。これが但馬弁で、特に美方郡新温泉町付近からは鳥取弁とそう変わらなくなる。但馬弁が東京式アクセントであることもあり、岡山県境と同様、播州弁との違いは際立つが、播但両地域の文化圏境は岡山県とのそれに比べて曖昧なため、ガラッと言葉が変わる、という程ではなく、徐々に但馬弁へと移行する。

以上。--Henlly2010年4月16日 (金) 15:08 (UTC)セクション見出し追加、マークアップ修正。--Henlly会話2017年9月13日 (水) 23:50 (UTC)[返信]

関連項目の追加について[編集]

 播州弁は「中国方言」の影響が大きいです。また、播磨の神崎郡から但馬の朝来市への変化はなだらかであり、関連性があります。そのような理由で関連項目に「中国方言」と「但馬弁」を追加しました。--言葉好き人間 2010年8月23日 (月) 07:53 (UTC)[返信]

「ちゃった」について[編集]

 「『-ちゃった』は西脇市の一部と多可町加美区、多可町中区で『-た(あ)った』と併用される形で使われている。」となっています。文献が見あたらないため、記述することができないのですが、神河町もそうです。文献が見つけられるようなら加筆します。--言葉好き人間 2011年1月20日 (木) 00:47 (UTC)[返信]

要出典をつけておきました。加筆するなら出典つきでされるべきでしょう。--Henlly2011年1月20日 (木) 01:23 (UTC)[返信]