ノート:日本国現報善悪霊異記

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私の2009年11月4日 (水) 15:38分の編集[1]について理由を説明するようご指摘をいただきました。問題の中巻第41のうちのエピソードについてはそもそも利用者:天気予報会話 / 投稿記録 / 記録さんが加筆[2]されたもので、これを編集、あるいは除去しようとされるIPユーザーさんとの間で編集合戦になっていた部分です。

天気予報さんの編集についての私の考えはすでに要約欄に書いております通りで、「このような当時の倫理観に照らしても微妙な主題については、これは天竺の話と断り書きをするなどの巧妙な作意も見受けられる。」という加筆については(確かにこの話の舞台は天竺ですが)、これが倫理観による「作意」であるかどうかは俄には判断できません。また後半の「また上記の息子を愛しフェラチオするようになった母親の話など、何を諭そうとしているのか意図の理解できない話もある。」という部分についてですが、これもやはり個人の感想の域を出ないのではないでしょうか。ついでに申しますと少なくとも私の手元の講談社学術文庫本では、一応「業」「輪廻」といった仏教思想を説くものである旨解説があり、必ずしも意味不明なものではないと思われます。いずれにせよ、この2か所については再度加筆されるなら、しかるべき出典をつけることが必要であると考えます。従ってこの2文については除去、また一挿話に過ぎないこのエピソードが記事中突出している印象がありましたので些か文章の整理を行い、また母親の台詞が学術文庫版の現代語訳とややニュアンスのずれがあったため、より内容に合致すると思われる学術文庫本からの引用に差し替えました。

なお一応申しておきますが、別に私としてはIPユーザーさんに肩入れして「リバート」をしたつもりはなく、むしろIPユーザーさんによる「肉体関係」への書き換え、またその後の該当部分一切の除去を惜しく思ったために、上記の編集を行ったものです。長くなりましたが、私の編集意図につきましては以上の通りです。--サトウミツロウ(sat666) 2009年11月4日 (水) 16:38 (UTC)[返信]

サトウミツロウさま御貴殿のご趣旨理解できました。ご返事ありがとうございます。--天気予報 2009年11月6日 (金) 00:12 (UTC)[返信]

サトウミツロウさんにはまた独自研究とのお叱りを受けるかもしれませんが、 母子の行為が擬似的な性行為であるファラチオにとどまったことは景戒において何らかの意図があり、それを単なる「肉体関係」と置き換えることは適切でないと考えます。
また日本現報善悪霊異記の逸話でこの部分だけ天竺と断りをつけることは、景戒において主題が主題だけに倫理的な批判を受けることを回避しようとしているのではと考えます。
国文学者においてここまで突っ込んだ解釈を試みる方はおられないのかもしれませんが。本記述を呼んで研究者の諸兄がこの部分の不可思議さに気づいてくれることを願って。--天気予報 2009年11月6日 (金) 12:30 (UTC)[返信]