ノート:本因坊秀和

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本因坊秀和 項 著作者様

秀作は秀策の誤記だと思われるところがありますので、報告します。 なお、本因坊秀策と、本因坊道策の項にも同様な誤記がありますので、同じ作者様の場合はよろしくお願いいたします。

by hup

争碁の手合について[編集]

きちんと調べたわけではありませんが(どなたか検証をお願いします)、最近の出版物では、因碩との手合は最初の一番が先、次の二番は先先先の先番とされているようなので(例えば、碁界黄金の十九世紀、日本棋院)、改めておきます。(なお、先と先番は、使い分けた方が情報量が増え、望ましいと考えます)--Futaru 2009年9月26日 (土) 10:26 (UTC)[返信]

『碁ワールド』連載時の「黄金の〜」では、3局とも先相先で、3局目も因碩白なのは家慶(か誰か)の裁定によるとなってます。単行本ではそこは省かれてるのでしょうか?--Sugitaro 2009年9月26日 (土) 12:00 (UTC)[返信]
自分は連載は読んでいませんが、単行本の「因碩の執念(第十八回)」では、天保十一年の碁は四番争碁の第一局であるとの資料を示したうえで、「先先先で四番打つのは不合理なので、争碁の手合は先と断定してよい」という意味のことが書かれています。その後の手合に関しては、家慶による裁定について触れ、「秀和側は、争碁に勝ったので手合いを先先先に直し、定先の争碁第一局を先先先の第一局と数えて白番を主張したが、認められなかった」という風に解釈しているようです。「名人・名局選」にこれについての新資料があるかどうか、後日調べておきます。--Futaru 2009年9月26日 (土) 12:47 (UTC)[返信]
ああ、すいません、確かにそう書いてありました。要するに、争碁の時点での手合割が先なのか先先先なのかを記述した資料は無いということなのだろうと思います。福井先生の推論よりは、「坐隠談叢」のように段差からして先相先と見なす方が、(推論が入っていない分だけ)採用されて然るべきと個人的には思いますが、新しい方の説で記述することでもよいと思います。--Sugitaro 2009年9月26日 (土) 13:32 (UTC)[返信]
これは私の勝手な推測ですが、おそらく伝わっている写本の類では先となっており(「談叢」所収の棋譜でも先の表記です)、「談叢」本文の記述の解釈が問題になっていたのではないでしょうか。「談叢」の頃には、手番に関するいざこざがあったことだけ伝わっていて、不明瞭な書き方になった、というようなこともありそうですので。--Futaru 2009年9月26日 (土) 14:17 (UTC)[返信]
あれ、私の持ってる「坐隠談叢」1955年版(1973年再版)では、天保11年11月の棋譜は「先互先 先番」となってます。どこかで書き換えられたんでしょうかね。うーん、、、--Sugitaro 2009年9月26日 (土) 14:36 (UTC)[返信]
自分の手元のは和綴じのもの(本を見ても初版か再版かは分かりません)なので、1955年版が本文の記述に合わせて修正したのかもしれませんが、こちらも欠落や誤記があるようなのではっきりしたことはわかりませんね。なお、こちらの棋譜では秀和は対局当時六段となっていたりします。先の手合から逆算して適当につけただけかもしれませんが…
「争碁で段差による手合割が採用された」というのもある種の推測にすぎませんから、こういういろいろの資料があることを考えると、各種の資料に通じていると思われる福井正明氏の見解に従っておく、というのも妥当な考えではないかと思います。表記事の参考文献に「碁界黄金の十九世紀」もあがっていますから、編集方針としては問題ないのではないでしょうか。--Futaru 2009年9月26日 (土) 15:20 (UTC)[返信]
すると渡辺英夫先生が「先互先」表記に修正したんでしょうかねえ、、、(つまり囲碁関連の書籍は、すべてがこういうところでいい加減なのですが)。秀和がいつ七段、あるいは七段格になったかといった推定も幅があるのかもしれません。いずれにせよ記事の表記は現状の福井説でいいと思います。--Sugitaro 2009年9月27日 (日) 01:23 (UTC)[返信]
一応「名人・名局選 秀和」にあたってみたので、結果だけ記しておきます。この本では、因碩との争碁第一局の手合は先になっていますが、その次の対局(秀和黒六目勝の碁)も単に「先」となっています。理由があってそうしているのかはよくわかりません。とりあえず表記事は放置しますが、より無難で誤解のない記述を心がけるなら、手合割についてはぼかして「秀和の黒で…」などと書く手もあるかもしれません。--Futaru 2009年10月2日 (金) 12:38 (UTC)[返信]