ノート:雪だるま

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前に執筆された方による不必要な加筆・修正があったので、消しました。理由は以下の通り。

フランス語では「雪でできた素朴な人(bonhomme de neige)」、イタリア語では「雪でできたにんぎょう(pupazzo di neve)」

そもそも語学的に間違えています。bonhomme は語源的には「善き人」ですが、現代仏語では「男」とか「やつ」(子供っぽい言い方)という程度の意味しかありません。またロマンス語の de とか di は、「~でできた」と訳すほどの強い意味はありません。英語の of に相当しますが、それよりも弱いものです。こういったレベルの事柄をいちいちノートに書かなければならないのは、大変不本意です。

もともと私が雪だるまに相当する各言語の語に言及したのは、同様のものは世界にもあるということと、だいたいどんな名称で呼ばれているかの類型を示したかったからです。それをいちいち各言語のニュアンスまで書く必要はないでしょう。例えばオランダ語の pop と、イタリア語の pupazzo は、日本語の「人形」とは微妙に意味するものが違いますが、そこまで言及する必要はありません。同様に bonhomme(仏) と man(英) や Mann(独) との違いも(わざわざこの項目で)書き分ける意味はないでしょう。

中国語の「雪人」というのは私が言及したものですが、どうやら西洋語からの翻訳らしいので消しました。

これは日本では中世には既に日本の雪山に棲む存在「雪女」の伝説があったため、それ以降に欧米からもたらされた存在や概念を訳すにあたって便宜上「雪男」としたことによる。

実際の「雪男」の項目参照。妖怪にも「雪男」がいるらしいので、不適切。

この生物は、ビッグフットあるいはイエティとして知られており、ヨーロッパ言語の「雪男、雪の人(Snowman)」には「インドやアメリカの雪山に棲む未確認生物巨人」という意味合いはない。

英語版や仏語版 Yeti のページには、別名 Abominable Snowman とか abominable homme des neiges ともあるから、事実誤認です。

「雪だるま」の呼称の通り、頭と胴のみであり、手足は無いのが一般的であるが、木の棒を二本、下段の玉の左右に刺して腕とすることもある。

江戸期の絵画にみる雪だるまは、縁起物の「だるま」そっくりですが、現代日本の雪だるまはそうとは言いがたいものです。現代の(おおかたの)雪だるまは、「だるま」を模しては作られていません。両者の連続性は不確かです。

西洋のものは、雪玉を三段に重ね

どうしても、日本は2段、西洋は3段ということにしたい方が多いみたいなのですが、西洋の雪だるまにも2段や、4段以上のものはあります。例えば、スロベニア語の Snežak で検索してみてください。

眉がないことや帽子や箒を持たせるあたりは、ハロウィンカボチャお化け魔人のような、人以外の存在を意図したものであることを推測させる。

「眉がない」「帽子をかぶっている」「ほうきを持っている」ことがどうして「人以外の存在を意図」しているのか、根拠不十分な推測です。日本の漫画には、眉もない、鼻もない、口もない人間が出てきます。それは魔人なのでしょうか? 帽子と箒は、元来は人間の生活用具です。

もっともらしく書こうとしていますが、「ひとがた」を作るには材料にも意味があります。「ひとがた」とは、前近代において大変な意味を持ちます。文字通り「人」を作るからです。すぐ消えてしまう雪で「ひとがた」を作るとしたら、それは粘土や木や骨で作るのとはまったく違う精神活動によるものですので、並べて語って雪の「ひとがた」の古い根拠とするのはおかしなことです。

それは前近代の呪術的側面を強調しすぎです。人型の遊具などは古代からあります。ルーブル美術館には、古代ギリシアの遊具の部屋があり、子供用の人形なども展示されているので、ぜひご覧になることをお勧めします。遊戯として、粘土・木・骨という媒体で人形をつくることと、雪でつくることは、本質的にどのような違いがあるのか、是非うかがいたいところです。

それに、日本において「雪人」「雪人形」ではなく「雪だるま」であったことに注意する必要があります。

日本の雪だるまは、少なくとも江戸期の絵画を見る限り、人物としての達磨を模したものではなく、縁起物の「だるま*人形*」を模したものです。また、現代日本の雪だるまは「雪だるま」を模しているものであって、「だるま人形」を模しているのではありません。

それから、日本と西洋の雪だるまを、あまりに詳細に描写しても意味がありません。他愛のない遊びであって、「これが西洋の雪だるまだ!」というようなプロトタイプはないのです。スロベニア語のページに行くと、われわれの持つ「西洋の雪だるま」のステレオタイプから、大きく外れる写真があります。--K 2011年11月16日 (水) 12:04 (UTC)[返信]


さらに、以下の文章を削除しました。

これとは逆に、江戸時代のものなどは雪を先に大きく山状に盛り上げて、それを削って整えてだるまの形にしたことが浮世絵などからも見て取れる。全体の大きさは最初に決定するのである。現代のような防水の手袋が広く普及していなかったことを考えると、雪玉を一定の速さと力で転がしある程度の大きさになるまで長時間手を雪に接させシモヤケや凍傷の危険を冒して作業を行う方法より、鍬や桶などで手を直接ふれずに雪を積み上げて削り出す方法のほうが普通に行われたことは想像に難くない。実際、かまくらなどはそのようにして作る。

江戸時代に大きな雪玉をつくる遊びはありました。 http://edococo.exblog.jp/m2011-01-01/  直接、素手で触っているようです。また江戸時代にも手袋はありましたし、防水でなくとも雪だるまは作れます(実際に、私が子供のころは毛糸の手袋で雪だるまを作っていました)。

それから、江戸時代の雪だるまの完成図を絵で見る限りでは、作る工程まではわかりません。雪玉を2段に積み上げから、くびれの部分に雪を加えていったかもしれません。--K 2011年11月16日 (水) 13:21 (UTC)[返信]

以下の後半部も修正。

スイスチューリヒ市ゼクセロイテン広場で四月に行われる春祭りでは、冬の象徴である「雪男、雪の人」を藁で作って、薪を高く積み上げた上に立たせて焼く。この「雪男、雪の人」は全身を白く塗られ二本の白い腕と二本の白い足を持つ人形で、箒を持っている。

私が書いたものを修正・加筆されたようですが、ご自分でちゃんと調べてからこういう修正は行ってください。ゼクセロイテンは広場の名称である前に、お祭りの名称です(Sechseläuten ist ein Frühlingsfest in Zürich.)。この雪だるまは、毎年あらたに作られるもので、年によって容貌が変わります。「白い足」ではなく、チェックのズボンを履いている年もあります。見た目は白いですが、「白く塗られている」のかは分かりません。これもちゃんと調べられたのでしょうか。とにかく、他人の文章を修正する前に、ちゃんと下調べしてください。--K 2011年11月16日 (水) 13:56 (UTC)[返信]