ハーレーダビッドソン・ソフテイル

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ソフテイル (Softail) は、アメリカのオートバイメーカー、ハーレーダビッドソンが製造するクルーザータイプのオートバイシリーズの一種。

概要[編集]

1984年に「エボリューション」エンジンの登場と同時に初代が登場し、本物のアメリカンバイクを目指し、スタイルにこだわっている。日本でも最も人気が高い車種である。クラシカルなFL系とカスタムなFX系に分かれる。バランサーシャフト内蔵型のエンジン「ツインカム96B」をフレームに直接搭載するリジットマウントを採用してエンジンとフレームの隙間を小さくし、エンジンを美しく見せている。2018年よりエンジンは「ミルウォーキー エイト英語版」。

自転車やオートバイのリアサスペンションにおいて、緩衝装置を一切持たず、後車軸が直接フレームに固定されているリジッド式を「ハード・テイル」とも呼び、これに対し、緩衝装置を持つものを「ソフト・テイル」と呼ぶ。ソフト・テイルのうち、ばねダンパーを見えないように取り付けて、リジッド風に見せるスタイルの通称が「ソフテイル」である。

ソフテイルファミリー[編集]

  • FXST - ソフテイル スタンダードとも表記。
  • FLSTSB - クロスボーンズとも表記。ツインカム96エンジン唯一のスプリンガーモデル。コストが掛かりすぎ絶版。
  • FLS - ソフテイル スリムとも表記。ソフテイルの中で最も加重時シート高が低い。
  • FLSTC - ヘリテイジ ソフテイル クラシックとも表記。FLHC ヘリテイジ クラシック、FLHCS ヘリテイジ クラシック114に引き継がれている。
  • FXSTS - ソフテイル スプリンガーとも表記。スプリンガーフォークを装着。
  • FLSTN - ソフテイル デラックスとも表記。
  • FLSTF - ファットボーイ英語版とも表記。1990年から2017年製造され、ファットカスタムの先駆けとなったモデル。2018年からはFLSTF、およびFLFB(&FLFBS)として引き継がれている。
  • FLSTFB - ファットボーイ ローとも表記。
  • FXS - ブラックラインとも表記。
  • FLSB - スポーツグライドとも表記。

関連項目[編集]