ミロスラフ・クルティシェフ

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ミロスラフ・ヴィナエヴィチ・クルティシェフ
ミロスラフ・クルティシェフ
基本情報
生誕 (1985-08-21) 1985年8月21日(38歳)
出身地 ロシアの旗 ロシアサンクトペテルブルク
学歴 サンクトペテルブルク音楽院
ジャンル クラシック音楽
職業 ピアニスト
担当楽器 ピアノ

ミロスラフ・クルティシェフロシア語: Мирослав Винаевич Култышевロシア語ラテン翻字: Miroslav Kultyshev1985年8月21日 サンクトペテルブルク - )は、ロシアピアニスト

略歴[編集]

6歳で演奏会を開き、10歳でサンクトペテルブルク・フィルハーモニー交響楽団モーツァルトピアノ協奏曲Kv.466テミルカーノフ指揮で共演した。サンクトペテルブルク音楽院で学び、2004年に卒業した。

少年時代から特に目立った国際コンクール歴がなく、2007年チャイコフスキー国際コンクールに出場時は、経歴欄に「音楽祭出場」と書くだけでメジャーな国際コンクール上位入賞歴がない異例のキャリアであったが、第2次予選でリストの『超絶技巧練習曲』3曲で成功し[注釈 1]注目を集め、第2位(最高位)に入賞する。

その3年後の2010年にショパン国際ピアノコンクールに出場し、第1次予選はYesを審査員全員(12人)から獲得する。第2次、3次と勝ち進み、入賞には至らなかったがファイナリストとなった[1]

モンテカルロ音楽達人杯ピアノ部門2012優勝[2]。2013年7月8日、日本人女性ヴァイオリニストの神尾真由子と結婚。しばしばデュオ[3]で演奏会を行っている。

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 近年のチャイコフスキー国際コンクールの第二次予選は大方自由曲になっており、第一次と異なった練習曲であれば、誰の練習曲でも抜粋で演奏して良いことになっている。

出典[編集]

  1. ^ 16th International Fryderyk Chopin Piano Competition”. culture.pl. 2024年5月16日閲覧。
  2. ^ piano”. www.worldmonacomusic.com. 2011年11月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年5月16日閲覧。
  3. ^ 神尾 真由子”. www.muse-tokorozawa.or.jp. www.muse-tokorozawa.or.jp. 2023年6月19日閲覧。

外部リンク[編集]