ヤハズカズラ

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ヤハズカズラ Thunbergia alata
分類APG III
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 angiosperms
階級なし : 真正双子葉類 eudicots
階級なし : キク類 asterids
階級なし : シソ類 lamiids
: シソ目 Lamiales
: キツネノマゴ科 Acanthaceae
: ヤハズカズラ属 Thunbergia
: ヤハズカズラ Thunbergia alata
学名
Thunbergia alata
Bojer ex Sims
和名
ヤハズカズラ
英名
Black-eyed Susan vine

ヤハズカズラ(矢筈葛、学名:Thunbergia alata)は、キツネノマゴ科ヤハズカズラ属のつる性植物で、家庭園芸で観賞用に栽培されている。属名よりツンベルギアとも呼ばれる。

名称[編集]

花の中心に目玉のような黒点があり、英語で Black-eyed Susan と呼ぶところから、「黒い瞳のツンベルギア」や「黒い瞳」などの表記も見られる。

特徴[編集]

アフリカ南部原産で、原産地では多年草になるが、寒さに弱いため、日本では春播きの一年草として扱われている。茎は角張り、稜の部分に翼があり、全体に荒い毛が生えている。葉はハート形。花は夏から初秋にかけて開花し、直径3cmくらいのロート状の合弁花で、黄色または白、芯は紺色である。

栽培[編集]

種子

発芽適温が高いので、屋外で蒔く場合は、東京付近なら5月上旬くらいにする。ぬるま湯に一晩つけてから蒔くと発芽しやすい。覆土は、1cm位する。日当たりと排水の良いところなら比較的よく育つ。

花壇、特に垣根に沿って植えるとよい。また、朝顔のように行燈作りにして鉢植えで愉しむのも良い。