リバーウエスト湊町ビル

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リバーウエスト湊町ビル
リバーウエスト湊町ビルの位置(大阪市内)
リバーウエスト湊町ビル
情報
旧名称 川西湊町ビル
用途 テナントビル
設計者 [注釈 1]
施工 竹中工務店
建築主 阪神急行電鉄
構造形式 鉄筋コンクリート構造[2]
階数 地上7階・地下1階[2]
竣工 1935年
所在地 550-0015
大阪府大阪市西区南堀江1-4-10
座標 北緯34度40分9.7秒 東経135度29分48.1秒 / 北緯34.669361度 東経135.496694度 / 34.669361; 135.496694 (リバーウエスト湊町ビル)座標: 北緯34度40分9.7秒 東経135度29分48.1秒 / 北緯34.669361度 東経135.496694度 / 34.669361; 135.496694 (リバーウエスト湊町ビル)
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リバーウエスト湊町ビル(リバーウエストみなとまちビル)は、大阪市西区南堀江に所在するテナントビルである。旧名称は川西湊町ビル

建築[編集]

道頓堀川右岸(北側)、西側の四つ橋筋深里橋と東側の阪神高速1号環状線の間に位置し、南東側の外壁は曲面を描いている。1935年昭和10年)に阪神急行電鉄(現・阪急阪神ホールディングス)により建てられた当初は東側には西横堀川が流れており、南東側は川の合流部に面していた。上部には不動産会社「日商エステム」のネオンサインが掲出されている。この位置は竣工当初から広告塔として作られ、「阪急電車」の看板が掲げられていた。看板下部の、角に丸みをつけた大窓は後年の改修で設けられたものである。地下の「喫茶艇キャビン」[注釈 2]には舷窓を模した丸窓と川に面したテラス席がある[4]

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 個人ブログには、唯一現存する岡野寛次の設計による建物である旨の記述がみられる[1]
  2. ^ 個人ブログによると、1978年開店[3]

出典[編集]

  1. ^ 川西湊町ビル(現リバーウエスト湊町ビル)”. 建築図鑑II (2011年11月11日). 2024年1月13日閲覧。
  2. ^ a b 川西湊町ビル”. 大阪リアル不動産図鑑. 2024年1月13日閲覧。
  3. ^ まるで船内に居るような1978年開業の昭和レトロな喫茶店 喫茶艇キャビン”. 昭和40年代生まれの昭和レトロ探索とバブル時代の回顧 昭和の銭湯 (2023年8月8日). 2024年1月13日閲覧。
  4. ^ (酒井、髙岡、江 2014, p. 83)

参考文献[編集]

  • 酒井一光髙岡伸一江弘毅大阪名所図解』140B、2014年、83頁。ISBN 978-4-903993-21-8https://140b.jp/meisho/02/s-09.html