レイク・ワシントン造船所

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レイク・ワシントン造船所(Lake Washington Shipyard)は、シアトルの東、ワシントン湖英語版畔のホートン英語版(現在のカークランド)にあったアメリカ北西部造船所である。2009年現在、造船所は湖畔のカリヨン・ポイントの商業および住宅開発がおこなわれている[1]。 造船所では多くの民間船やアメリカ海軍の艦船を建造した[2]

歴史[編集]

1900年頃のアンダーソン造船所

レイク・ワシントン造船所は、19世紀にアンダーソン造船所として設立された。この造船所は木製のタグボートフェリーの建造を専門としていた。1923年、アンダーソン造船所はチャールズ・バーカードによって買収され、レイク・ワシントン造船所と改名され、鉄鋼造船に切り替えた。第二次世界大戦中、従業員は9,000人まで増え、造船だけでなく小型船の修理会社としても大きな存在となった。レイク・ワシントン造船所は1960年代に閉鎖され、2009年現在はカリヨン・ポイントの商業・住宅開発が旧造船所の跡地を利用している[3]

建造された船[編集]

レイクワシントン造船所ではアメリカ海軍のバーネガット級水上機母艦(AVP)の多くが建造された。第二次世界大戦後に沿岸警備隊に移管され、カッターや海洋基地船舶として再配備された。

建造された艦船には以下のものがある(進水または引き渡した年も記載)。

シアトル・シーホークス[編集]

ナショナルフットボールリーグのエクスパンション・シアトル・シーホークスは、最初の10シーズン(1976年~1985年)、敷地の南端を拠点に活動していた[2]

脚注[編集]

  1. ^ Kirkland history, City of Kirkland, オリジナルの2009-02-28時点におけるアーカイブ。, https://web.archive.org/web/20090228182408/http://www.explorekirkland.com/about.cfm?content=277 2009年8月16日閲覧。 
  2. ^ a b Stein, Alan J. (2018年2月28日). “Lake Washington Shipyards (Kirkland)”. History Link. http://www.historylink.org/File/20514 2018年6月24日閲覧。 
  3. ^ Lake Washington Shipyard history”. 2016年3月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年7月12日閲覧。
  4. ^ Russ Knudsen, Kalakala timeline 1926 to present, MV Kalakala website/Black Ball Line, http://www.kalakala.org/history/history_timeline.html 2012年7月6日閲覧。 
  5. ^ Rear Admiral Harold J. Seaborg, NOAA (Ret.). “Pathfinder - The Chronicle Of A Survey Ship”. NOAA History. National Oceanic & Atmospheric Administration (NOAA). 2012年1月15日閲覧。
  6. ^ John Cloud. “Leo Otis Colbert (1937-1941): The Survey on the Eve of War”. National Oceanic & Atmospheric Administration (NOAA). 2012年2月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年1月15日閲覧。
  7. ^ T. Colton (2010年3月28日). “NOAA Vessels (Before 1970)”. Shipbuilding History. 2012年1月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年1月15日閲覧。

外部リンク[編集]