ロバート・スターリング (宣教師)
ロバート・スターリング(Robert Sterling、1859年1月1日-1917年10月16日)は、英国聖公会宣教協会の宣教師、医者。
経歴[編集]
イングランドのノーサンバーランド出身。1883年ダラム大学神学修士、1892年ニューカッスル大学医学士。
1884年聖職を授任され、ノーサンバーランド各地で副牧師(curate)として活動する。1893年英国聖公会宣教協会加入後ガザに派遣され、約20年間同地を中心に宣教活動や医療、教育に携わった。1906年-1914年聖ジョージ大聖堂名誉キャノン(Honorary Canon)。
第一次世界大戦勃発に伴い、当時敵対するトルコ領であったパレスチナを離れるが、その後王立陸軍医療軍団に志願し、エジプト駐留を経てパレスチナの諜報機関に転任する。1917年、傷病兵として送還されウェストミンスターにて死去。ゴスフォースに葬らる。
著作[編集]
書籍[編集]
- A Grammar of the Arabic Language. London: Kegan Paul, Trench, Trübner & Co.. (1904)
- Arabic and English Idiom. (1912)
寄稿[編集]
- “Gaza medical mission”. Medical Mission Quarterly 1 (4). (1893).
関連人物[編集]
- Eugene Stock(1836-1928)英国聖公会宣教協会の海外宣教活動のHistory of the Church Missionary Societyの執筆で知られる。同書にはガザで活動中のスターリングへの言及あり。
- Sydney Gould(1869-1938)カナダ出身の宣教師、後Missionary Society of the Church of England in CanadaのGeneral Secretary。スターリングと同時期にガザに派遣[1][2] 。
外部リンク[編集]
- Sterling, R. バイオグラフィー他。
- Al Ahli Arab Hospital スターリングのガザ派遣中にその前身が建設された病院。
脚注[編集]
- ^ “Leaders of the Canadian Church”. 2020年5月1日閲覧。
- ^ Proceedings of the Church Missionary Society for Africa and the East. (1899). p. xxx