八文字屋自笑

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八文字屋自笑翁邸跡、京都市中京区麩屋町通六角下る西側

八文字屋 自笑(はちもんじや じしょう、生年不詳 - 延享2年11月11日1745年12月3日))は、浮世草子作者、版元。

姓は安藤、の書肆八文字屋八左衛門の2代目か3代目。元禄初年ころ家業を継ぎ、絵入狂言本を出板、元禄9年(1696年)ころから代作者の江島其磧と提携し、その「けいせい色三味線」「役者口三味線」で、その後の役者評判記浮世草子の原型を作る。1710年頃から其磧と不和になるが、1718年和解、その後は板元となる。1735年の其磧没後は多田南嶺を作者とし、八文字屋本として知られる浮世草子を板行した。西川祐信の絵本類も板行。

脚注[編集]


参考文献[編集]

  • 八文字屋本全集 全23巻 八文字屋本研究会 汲古書院, 1992-2000

関連項目[編集]