大宮東宝会館
| 大宮東宝会館 Oomiya Toho Kaikan | |
|---|---|
| 情報 | |
| 通称 |
大宮東宝白鳥座 大宮東宝スカラ座 |
| 正式名称 | 大宮東宝会館 |
| 旧名称 | 白鳥座→大宮松竹白鳥座 |
| 開館 | 1951年1月 |
| 閉館 | 2004年9月30日 |
| 最終公演 | 『NIN×NIN 忍者ハットリくん THE MOVIE』（鈴木雅之監督） |
| 収容人員 | （2館合計）600人 |
| 設備 |
ドルビーデジタル5.1ch 35mm映写機 |
| 用途 | 映画上映 |
| 運営 | 東宝東部興行株式会社 |
| 所在地 |
〒330-0845 埼玉県さいたま市大宮区仲町一丁目15 |
| 最寄駅 | 各線大宮駅徒歩2分 |
| VORT大宮 VORT Ōmiya | |
|---|---|
| 店舗概要 | |
| 所在地 |
〒330-0845 埼玉県さいたま市大宮区仲町一丁目15 |
| 開業日 | 1985年12月14日 |
| 正式名称 | VORT大宮 |
| 施設所有者 | 株式会社ボルテックス |
| 中核店舗 | 本文参照 |
| 営業時間 | 施設により異なる |
| 駐車台数 | 0台 |
| 駐輪台数 | 0台 |
| 前身 | 大宮東宝会館 |
| 最寄駅 | 大宮駅 |
大宮東宝会館（おおみやとうほうかいかん）は、埼玉県さいたま市大宮区仲町一丁目に所在する、日本の商業施設ビルの旧称である。かつては東宝系列の映画館だった「大宮東宝白鳥座」（おおみやとうほうはくちょうざ）「大宮東宝スカラ座」（おおみやとうほうスカラざ）を有していた。現在は不動産会社のボルテックスに譲渡され、ビル名が「VORT大宮」（ヴォルトおおみや）となっている[1]。
歴史[編集]
1951年（昭和26年）1月、大宮市仲町一丁目に「白鳥座」として設立・開業する[2]。白鳥座ができる以前の大宮市の映画館は、大宮町時代の1920年に設立した大宮座と、戦後に設立した大宮武蔵野館（武蔵野興業）・銀映座・ムービー大宮（大蔵映画）の計4館しかなかった[2]。
1950年代後半には地下劇場を新設し、「松竹白鳥座」「白鳥座地下劇場」の2スクリーン体制を確立[3]。1960年代からは東宝と配給契約を結び、館名を「大宮東宝白鳥座」と改めた[4]。
1985年（昭和60年）には全面改築を行い、同年12月14日に地上7階建ての大宮東宝会館を開業。同ビルの3階に邦画専門館の東宝白鳥座、5階に洋画専門館の東宝スカラ座が入居し新たなスタートを切った[5]。以後『ゴジラ』『モスラ』『ドラえもん』等のファミリー映画シリーズや、『となりのトトロ』『紅の豚』『もののけ姫』等のスタジオジブリ作品、『敦煌』『タスマニア物語』『踊る大捜査線 THE MOVIE』等のヒット作や大作を数多く上映してきた。
2000年（平成12年）10月21日、大宮サティ（現・イオン大宮店）内にシネマコンプレックスのワーナー・マイカル・シネマズ大宮（現・イオンシネマ大宮）がオープンし、競争が激化。さらにさいたま市発足後の2004年（平成16年）9月17日、コクーン新都心内にライバル会社である松竹マルチプレックスシアターズのシネコン「MOVIXさいたま」がオープンしたことも逆風となったため、東宝は同年9月30日をもって白鳥座とスカラ座をすべて閉館した。翌2005年5月15日には銀映座をルーツとする「大宮シネマリゾート」、2006年6月18日には簱興行の「大宮ハタプラザ」、2008年2月17日にはムービー大宮から改称した「大宮オークラ劇場」[注釈 1]も相次いで閉館した結果、旧大宮市内の映画館はシネコン2サイトが残るのみとなっている。
データ[編集]
- 所在地：埼玉県さいたま市大宮区仲町一丁目15番地
- 設立当時は大宮市[2]
- 観客定員数（1985年 - 2004年）
- 東宝白鳥座（3階）：300席
- 東宝スカラ座（5階）：300席
VORT大宮のフロア構成[編集]
| フロア | VORT大宮（2023年12月時点） | 大宮東宝会館（2016年時点） |
|---|---|---|
| 7階 | TCB東京中央美容外科 大宮東口院[6] | 居酒屋NIJYU-MARU大宮東口店[注釈 2] |
| 6階 | relark大宮 （サテライトシェアオフィス）[注釈 3] |
|
| 5階 | ダイニングダーツバー「Bee」大宮店[8] | |
| 4階 | 快活CLUB大宮店[9] | |
| 3階 | 居酒屋ひなまる | 鳥貴族大宮東口店[注釈 4] 塚田農場大宮東口店[注釈 5] |
| 2階 | カラオケルーム歌広場大宮東口南銀通り店[注釈 6] | |
| 1階 | 貝出汁らぁ麺 みぎわ[注釈 7] きづなすし大宮南銀座通り店 |
きづなすし大宮南銀座通り店 やきろん大宮店（焼き小籠包） エスマルチョ（クレープ・タピオカドリンク）[注釈 8] |
脚注[編集]
注釈[編集]
出典[編集]
- ^ a b 『当社初のサテライトシェアオフィスをVORT大宮で開業「relark 大宮(リラーク オオミヤ)」を2月26日より事業開始』（プレスリリース）ボルテックス。2023年12月11日閲覧。
- ^ a b c 『全国映画館総覧 1953年版』時事通信社、1953年。
- ^ 『映画年鑑 1958年版 別冊 映画便覧 1958』時事通信社、1958年。
- ^ 『映画年鑑 1963年版 別冊 映画便覧 1963』時事通信社、1963年。
- ^ 『映画年鑑 1987年版』時事映画通信社、1986年。
- ^ “TCB大宮東口院”. TCB東京中央美容外科. 2023年12月11日閲覧。
- ^ “NIJYU-MARU大宮東口店”. PARTY☆PARTY by IBJ. 2023年12月11日閲覧。
- ^ “ダイニングダーツバーBee大宮店”. 株式会社ビーリンク. 2023年12月11日閲覧。
- ^ “快活CLUB大宮店”. 快活フロンティア. 2023年12月11日閲覧。
- ^ “鳥貴族大宮東口店”. 鳥貴族ホールディングス. 2023年12月11日閲覧。
- ^ “炭火焼鳥 塚田農場 大宮東口店”. 株式会社エー・ピーカンパニー. 2023年12月11日閲覧。
- ^ 『大宮東口南銀通り店 閉店のお知らせ』（プレスリリース）株式会社歌広場、2023年4月3日。2023年12月11日閲覧。
- ^ “大宮にラーメン屋「貝出汁らぁ麺 みぎわ」が5/31にオープン! 煮干し中華そば一禾（いちか）の新店で食べてきた”. 宮原大宮ドットコム (2021年5月31日). 2023年12月11日閲覧。
- ^ エスマルチョ (@esmarucho) - X（旧Twitter）
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