大阪市電今里車庫

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

大阪市電今里車庫(いまざとしゃこ)は、かつて大阪府大阪市東成区大今里西3丁目にあった大阪市電車庫

概要[編集]

1927年昭和2年)8月に、当時の大阪市東成区大今里町(現在の大阪市東成区大今里西3丁目)に開設された。

1945年(昭和20年)6月27日アメリカ軍爆撃機B29による空襲を受けたものの大きな被害も無く、数ある大阪市電の車庫の中で、戦時中唯一、焼失を免れた。また戦時中は、他の大阪市電の車庫では見られなかった501型、および901型電車が配属されていた。

後年、大阪市営地下鉄5号線(大阪市営地下鉄千日前線)の今里検車場の建設のため、規模が一部縮小された。

そして、1969年(昭和44年)4月1日には大阪市電で最後まで残っていた鶴橋線(下味原町 - 今里車庫前間)の廃止により、今里車庫も廃止された。跡地には、大阪市営地下鉄森之宮検車場今里車庫、および大阪市営バス東成営業所が開設された。

関連項目[編集]