山陽急行電鉄
山陽急行電鉄(さんようきゅうこうでんてつ)は、日本の山陽地方で計画・構想されていた鉄道路線である。兵庫県南部で鉄道事業を営業する山陽電気鉄道とは無関係。
- 山陽急行電鉄 (岡山県) - 岡山県南部で1950年代から計画された、岡山市と玉島市(のちの倉敷市玉島地域)を直線的に連絡する「岡山急行電気鉄道」の別称で、行政機関を中心に「山陽急行電鉄」の名称が用いられた[1][2][3]。事業主体となる新会社には県が3千万円、岡山市が6千万円、倉敷市が6500万円、玉島市が1500万円を出資、資本金を2億8千万円とする内容で認可を受けていた[3]が、山陽新幹線開通後の1972年(昭和47年)6月に申請を取り下げ建設を断念した[4]。
- 山陽急行電鉄 (山口県) - 山口県西部に所在する山陽電気軌道と宇部鉄道の合併による高速度電車敷設計画を発展させる形で、下関市から徳山市(のちの周南市)付近に至る急行電車として1940年代に計画され、県内私鉄6社を統合した新会社による敷設を目指し県が調整を行なっていた[5]。詳細は、山陽電気軌道#宇部鉄道との直通・延伸構想を参照。