末冨芳

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
すえとみ かおり

末冨 芳
生誕 1974年(49 - 50歳)
山口県
国籍 日本の旗 日本
出身校 京都大学
職業 大学教員
テンプレートを表示

末冨 芳(すえとみ かおり、1974年 - )は日本の教育行政学者、日本大学文理学部教育学科教授。

来歴[編集]

京都大学教育学部を卒業後、同大学院教育学研究科を修了する。教育行政学研究の若手研究者の第一人者で、同分化で数々のすぐれた業績を残している。研究テーマとしては教育費の公私負担関係の在り方、子供の貧困対策における教育支援などがある。

このほか文部科学省・教育再生の実行に向けた教職員等指導体制の在り方に関する検討会議委員(2014年)を経て、内閣府・子供の貧困対策に関する検討会構成員(2014年 - )、そして内閣府・子供の貧困対策に関する有識者会(2016年)等の政府委員を歴任する。参議院文教科学調査室客員研究員(2014年 - )[1]

人物[編集]

2024年、駐日シンガポール大使館の外交官が破廉恥罪の疑いを受け、外交官特権を利用して海外に逃れたことに対し、朝日新聞の取材を受け「日本国民の安全確保のためにも犯罪者外交官の氏名・顔写真を公表すべき」との見解を明らかにした[2]

著作[編集]

  • 『子育て罰 「親子に冷たい日本」を変えるには』(光文社新書・桜井啓太氏との共著)、
  • 『教育費の政治経済学』(勁草書房

博士論文[編集]

  • 戦後日本における公私教育費負担構造の研究」末冨, 芳 神戸大学 博士 (学術) 乙第3083号 2009-12-18

脚注[編集]