李曉松

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
 李曉松
(リ・ヒョソン) 
Lee Hyo Song
基本情報
名前 李曉松
(リ・ヒョソン)
生年月日 (2008-11-11) 2008年11月11日(15歳)
身長 164 cm (5 ft 5 in)
国籍 大韓民国の旗 韓国
出身地 大韓民国の旗 韓国 慶尚南道昌原市
優勝数
日本LPGA 1
2024年5月15日現在
テンプレートを表示

李 曉松(リ・ヒョソン、이효송Hyo Song Lee2008年11月11日 - )は、大韓民国の女性アマチュアゴルファー

経歴[編集]

  • 大韓民国慶尚南道昌原市出身。
  • 9歳の頃、ゴルフ好きの祖父が練習場へ行くのに一緒について行ったことがきっかけとなり、ゴルフを始める[1]
  • 馬山第一女子中學校朝鮮語版に進学すると、中学2年及び3年で「大韓民国女子アマチュアゴルフ選手権」を2年連続優勝する壮挙を成し遂げる[2][3]
  • 中学年代から大韓民国国家代表常備軍に選抜され、数々の国際大会に出場。2023年秋からは大韓民国国家代表正規軍に昇格した。
  • 2024年に入るとニュージーランドで開催された「クィーンシリキットカップアジア太平洋女子招待ゴルフチーム選手権」に大韓民国国家代表軍のメンバーとして出場し、団体戦で優勝を飾ると共に個人戦で3位に入賞する活躍を見せる[4][5]
  • 2024年4月に馬山第一女子高等學校朝鮮語版に進学。その直後に開催された「第21回ネイバーズトロフィーチーム選手権」(大韓民国・原州市/Seongmunan Country Club)では団体戦及び個人戦で優勝した[6]
  • 2024年5月、日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)が主催する公式戦トーナメント「ワールドレディスチャンピオンシップ」(日本國茨城県茨城ゴルフ倶楽部)に大韓民国女子アマチュア選手権者として招待されて出場し、首位から7打差でスタートした最終日において-5アンダーをマークし、最終18番ホールでのイーグルで-8アンダーでホールアウトして首位に立ち、後続が追いつけず鮮やかな逆転優勝を飾った[1][7][8][9]
  • 李曉松はワールドレディスチャンピオンシップ最終日に出場した時点で15歳176日という若さであり、これは日本女子ツアーの最年少優勝記録[注 1]及び最年少メジャー優勝記録[注 2]を更新したのみならず[10]、男子ツアーに目を向けても石川遼カシオ計算機)が杉並学院高等学校時代に達成した15歳245日のツアー最年少優勝記録をも更新する日本ゴルフ界のアンタッチャブルレコードを一度に更新する壮挙ともなった[7]
  • なお、李曉松はこの優勝によりJLPGAにツアープロフェッショナル競技者として登録する権利を得たが、大韓民国ではプロフェッショナル競技者登録が認められるのが18歳以上からとなっているため、母国の規定に則った高等学校卒業後のプロ転向を見据えていることを示唆している[8]

トーナメント優勝[編集]

ツアー優勝[編集]

JLPGAツアー(1)[編集]

No. Date Tournament 優勝スコア 2位との差 2位(タイ)
1 2019年10月20日 ワールドレディスチャンピオンシップ[注 3] −8(75-69-69-67=280) 1打差 日本の旗 佐久間朱莉

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ これまでの日本女子最年少ツアー優勝記録は勝みなみ(当時・鹿児島高等学校)が2014年4月に「KKT杯バンテリンレディスオープン」で優勝した際の15歳293日であった。
  2. ^ これまでの日本女子最年少公式戦優勝記録は畑岡奈紗ルネサンス高等学校在学時代の2016年「日本女子オープンゴルフ選手権競技」で優勝した際の17歳263日であった。
  3. ^ アマチュア選手として出場し、日本ツアー初優勝

出典[編集]

外部リンク[編集]