法然上人絵伝

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法然上人絵伝のうち巻一 第二段 法然は長承2年(1133年)4月7日、美作国久米南条の押令使・漆間時国の子として誕生した。画面は時国の館。奥の屏風で囲われた部屋が産部屋である。
法然上人絵伝のうち巻一 第三段 幼時から聡明であった勢至丸(後の法然、画面左端)は、庭で遊びまわる少年たちとは対照的に、邸の西面の壁に向かって合掌している。

法然上人絵伝(ほうねんしょうにんえでん)は、浄土宗の開祖・法然の生涯を絵画化した作品をいい、絵巻掛幅など種々の作品が作られている[1]。京都・知恩院蔵の「法然上人行状絵図」が特に著名。

法然上人行状絵図[編集]

京都・知恩院に伝わる48巻本『法然上人行状絵図』は、鎌倉時代末期の作とされ、それまでの法然伝を集大成したものであり、法然・浄土宗・知恩院の三位一体の関係を明らかにしたものとして知られる[1]。紙本着色。国宝[2]

画像[編集]

出典[編集]

  1. ^ a b 法然上人絵伝』 - コトバンク
  2. ^ 知恩院, 浄土宗総本山. “知恩院の宝物 - 歴史と見どころ|浄土宗総本山 知恩院”. 浄土宗総本山 知恩院. 2021年9月17日閲覧。

参考資料[編集]