熊谷高幸

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熊谷 高幸(くまがい たかゆき、1947年 - )は、日本の心理学者、福井大学名誉教授。

略歴[編集]

愛知県生まれ。早稲田大学第一文学部フランス文学専攻卒業。印刷会社に勤めながら法政大学夜間部で2年間心理学を学ぶ。東北大学大学院教育学研究科博士課程単位取得退学。福井大学講師、助教授、教育地域科学部教授を経て名誉教授となる。専門は自閉症者のコミュニケーション障害とその支援[1]

著書[編集]

  • 『自閉症の謎こころの謎 認知心理学からみたレインマンの世界』ミネルヴァ書房 1991
  • 『自閉症からのメッセージ』1993 講談社現代新書
  • 『自閉症 私とあなたが成り立つまで』ミネルヴァ書房 2006
  • 『日本語は映像的である 心理学から見えてくる日本語のしくみ』新曜社 2011
  • 『タテ書きはことばの景色をつくる タテヨコふたつの日本語がなぜ必要か?』新曜社 2013
  • 『天才を生んだ孤独な少年期 ダ・ヴィンチからジョブズまで』新曜社 2015
  • 『自閉症と感覚過敏 特有な世界はなぜ生まれ、どう支援すべきか?』新曜社 2017
  • 『「心の理論」テストはほんとうは何を測っているのか』新曜社 2018

翻訳[編集]

  • グニラ・ガーランド『自閉症者が語る人間関係と性』監訳,石井バークマン麻子訳 東京書籍 2007

論文[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 『自閉症と感覚過敏』著者紹介