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白仁宝一

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白仁 宝一(しらに ほういち、1895年明治28年)2月25日[1] - 没年不明)は、昭和時代前期の台湾総督府官僚陸軍司政官

経歴[編集]

佐賀県佐賀郡春日村大字尼寺(大和村、大和町を経て現佐賀市)に生まれる[1]1927年(昭和2年)3月、早稲田大学法学部を卒業し、1929年(昭和4年)7月、渡台し台湾総督府税関監吏を拝命する[1]。同年10月、高等試験行政科に合格[1]。府税関監視・台北支署兼監視部勤務となり、1930年(昭和5年)11月には高等試験司法科に合格した[1]1931年(昭和6年)7月、台南州属に転じ、同州勧業課長を経て、1935年(昭和10年)3月、同州北門郡守に就任[1]。その後、台中州勧業課長、新竹州警察部長を経て、陸軍司政官に任じた[1][2]

戦後、1947年(昭和22年)5月から翌年4月まで佐賀市助役を務めた[3]

脚注[編集]

  1. ^ a b c d e f g 興南新聞社 1943, 202頁.
  2. ^ 帝国秘密探偵社 1943, 海外14頁.
  3. ^ 歴代助役”. 佐賀市. 2020年2月28日閲覧。

参考文献[編集]