群馬パース大学福祉専門学校

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群馬パース大学福祉専門学校(ぐんまパースだいがくふくしせんもんがっこう、英称:Gunma Paz Professional Care Workers Training College)は、学校法人群馬パース大学が運営する、介護福祉士養成課程のある私立専門学校である。

名称の由来[編集]

群馬パース大学福祉専門学校のパースとはポルトガル語で平和 (Paz) を意味する。またPazの3文字にもそれぞれこめられた意味があり、PはPessoa=個性、AはAssistencia=互助、ZはZelo=熱意を表現している。個性の重視、互助の精神、そして熱意。これらを調和させ平和を目指す事が、Pazの教育理念となる。

沿革[編集]

  • 1992年(平成4年)4月 - ほたか保健福祉専門学校開校[1]。介護福祉学科を設置[1]。所在地は北群馬郡子持村上白井[1]
  • 1997年(平成9年)4月 - 介護福祉学科II部(夜間部)開設[2]
  • 2006年 - 夜間部募集停止[3]
  • 2007年(平成19年)4月 - 群馬パース福祉専門学校に名称変更[3]
  • 2010年(平成22年) - 群馬パース大学高山キャンパス内に移転[4]
  • 2014年(平成26年) - 群馬パース大学福祉専門学校に名称変更。
  • 2017年(平成29年)4月 - 渋川すこやかプラザ内に移転[5]。保育学科を新設[5]

教育目標[編集]

  • 心の豊かな人間性を養います。
  • 優れた知識、技術を身につけます。
  • 強靭な意思と体力を培います。

学科[編集]

  • 介護福祉学科
  • 保育学科(2024年度生以降の学生募集停止) 

取得資格[編集]

  • 介護福祉学科:介護福祉士(国家資格)、専門士(称号)※福祉系大学3年次への入学が認められる

校舎[編集]

  • 所在地:群馬県渋川市渋川1338-4

渋川総合病院跡に整備された渋川すこやかプラザ内にある[5]。旧病棟の1–2階を改装して使用している[5]

学生寮[編集]

PAZ Dormitory Shibukawa 外観

遠方の学生が学ぶことができるようキャンパスから徒歩3分の場所に学生寮 "PAZ Dormitory Shibukawa" がある。

旧校舎(高山村中山)[編集]

  • 所在地:群馬県吾妻郡高山村中山6859-251

渋川市への移転後、土地は高山村に貸与され、建物は高山村に無償譲渡の上で学校法人NIPPON ACADEMYに貸与された[6]。学校法人NIPPON ACADEMYは2017年4月にNIPPONおもてなし専門学校高山校を開設した[6]

旧校舎(渋川市上白井)[編集]

  • 所在地:群馬県渋川市上白井2564-6

開校時に建設された[1]鉄筋コンクリート造の3階建てで、総床面積は約1,580平方メートル[1]

土地については2011年時点で渋川市が所有している[7]。建物は2011年の東日本大震災後に渋川市に無償貸与され、備蓄資材の保管場所として使用された[7]。その後、2012年5月に学校法人群馬パース大学から渋川市に寄付された[7]

脚注[編集]

  1. ^ a b c d e 「ほたか保健福祉専門学校完成 子持村」『上毛新聞』上毛新聞社、1992年3月26日、20面。
  2. ^ 「4月から夜間部開講 ほたか保健福祉専門学校」『上毛新聞』上毛新聞社、1997年1月10日、18面。
  3. ^ a b 「ひと言の大切さ胸に社会へ 群馬パース福祉専門学校」『上毛新聞』上毛新聞社、2008年3月14日、15面。
  4. ^ 「学生生活を体験 渋川の専門校 社会人対象にセミナー 高山」『上毛新聞』上毛新聞社、2009年8月29日、21面。
  5. ^ a b c d 「すこやかプラザ1日オープン 子育て支援を集約 施設内に福祉専門学校 渋川」『上毛新聞』上毛新聞社、2017年3月28日、23面。
  6. ^ a b 「「文化伝える人材を」 ホテル従業員、調理師養成 高山に「おもてなし専門学校」」『上毛新聞』上毛新聞社、2017年3月31日、29面。
  7. ^ a b c 「群馬パース大学 市民の防災拠点に 渋川市へ旧校舎寄付」『上毛新聞』上毛新聞社、2012年5月18日、19面。

記念誌[編集]

  • 学校法人 ほたか会 ほたか保健福祉専門学校 編『ほたか保健福祉専門学校創立10周年記念誌』学校法人 ほたか会 ほたか保健福祉専門学校、2002年。 

外部リンク[編集]