門訴

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門訴(もんそ)とは、江戸時代の一揆などにおける訴願の一形態で、百姓たちが領主や代官の屋敷の門前に集結して訴えを起こすこと。時には門内に押し入って、鍬や鎌や棒による実力行使も行われた。

時には、大名や旗本の江戸屋敷にまで押し掛ける例(万石騒動など)があり、江戸幕府1771年(明和8年)に門訴を強訴に準じるとして、首謀者は遠島とした(『御触書天明集成』48)。