顕密

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顕密(けんみつ)は、顕教密教を併せたもの。本来は仏教教相判釈における二分法であるため、仏教そのものを指すことになる。ただ顕密仏教、顕密体制という場合、体制側、国家側の官僧の系譜を引くものを指し、いわゆる鎌倉新仏教を含まないことが多い。またベースには「密教的思潮」ないし本覚思想があるとされている。

参考文献[編集]

  • 中村元福永光司田村芳朗末木文美士・今野 達 編『岩波仏教辞典』(第二版)岩波書店、2002年。ISBN 4-00-080205-4 

関連項目[編集]