2023 AFC女子クラブ選手権

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2023 AFC女子クラブ選手権
AFC Women's Club Championship 2023
大会概要
開催国 ウズベキスタンの旗 ウズベキスタン
(グループA)
タイ王国の旗 タイ(グループB)
日本の旗 日本(決勝)
日程 グループステージ :
2023年11月6日 - 11月12日

決勝 : 2024年5月10日
チーム数 8 (8協会) (1連盟)
開催地数(3都市)
大会結果
優勝 日本 三菱重工浦和レッズレディース (1回目)
準優勝 大韓民国 仁川現代製鉄レッドエンジェルズ
大会統計
試合数 13試合
ゴール数 53点
(1試合平均 4.08点)
得点王 日本の旗 清家貴子(7点)
2022
(AFC女子チャンピオンズリーグ)
2024-25
最終更新日:2024年5月10日

2023 AFC女子クラブ選手権: 2023 AFC Women's Club Championship)は、2023年11月6日から11月16日にかけてと、2024年5月10日に、ウズベキスタンタイ日本で開催された第4回目のAFC女子クラブ選手権である[1][2]

2024年3月22日に急遽アジアサッカー連盟(AFC)から決勝戦の中止が決勝進出クラブに通知され[3]、その後AFCから何も声明のないまま次シーズンの大会概要が発表される[4]など異常な状態が続いたいたが、水面下で両クラブ、WEリーグ、両国サッカー協会、AFCで協議が続けられ、結果当初の予定通りに決勝戦が開催されることが日本サッカー協会、WEリーグおよび決勝進出クラブの三菱重工浦和レッズレディースから発表された[5][6][7]

次回大会からは、「AFC女子チャンピオンズリーグ」として秋春制で開催される[4]

フォーマット[編集]

トーナメントは1回戦制総当たり戦集中開催され、初めてアジアの東西を分けずに、参加チームが2つのグループに4チームずつ分かれて対戦する。グループ1位のチームが1試合制の決勝戦に進出する。

参加チーム[編集]

西地区
チーム 出場資格 出場回数 (前回出場)
ウズベキスタン FCナサフ英語版 (H) 2022 ウズベキスタン女子サッカー選手権 優勝 初出場
インド ゴクラム・ケララ英語版 [注 1] 2022–23 インド女子リーグ英語版 優勝 3回目 (2022英語版)
イラン バム・カトゥーン英語版 2022–23 コウサル女子フットボールリーグ英語版 優勝 2回目 (2022)
東地区
チーム 出場資格 出場回数 (前回出場)
タイ王国 バンコクFC英語版 (H) 2023 タイ女子リーグ英語版 優勝 初出場
オーストラリア シドニーFC英語版 2022–23 Aリーグ・ウィメン 優勝 初出場
日本 浦和レッドダイヤモンズ・レディース 2022-23 WEリーグ 優勝 初出場
大韓民国 仁川現代製鉄レッドエンジェルズ 2022 WKリーグ 優勝 2回目 (2019)
チャイニーズタイペイ 花蓮足球隊中国語版 2022 台湾ムーランフットボールリーグ 優勝 初出場

(H) 開催地.

シーディング[編集]

ポット1 ポット2 ポット3 ポット4

日本 浦和レッドダイヤモンズ・レディース
オーストラリア シドニーFC

大韓民国 仁川現代製鉄レッドエンジェルズ
チャイニーズタイペイ 花蓮足球隊

タイ王国 バンコクFC (H)
ウズベキスタン FCナサフ (H)

インド ゴクラム・ケララ
イラン バム・カトゥーン

(H) 開催地.

グループステージ[編集]

4チームずつ2つのグループに分け、各チームはラウンドロビン方式で対戦する[9]

グループA[編集]

チーム 出場権
1 日本の旗 浦和レッドダイヤモンズ・レディース 3 3 0 0 20 1 +19 9 決勝進出
2 インドの旗 ゴクラム・ケララ 3 1 1 1 5 12 −7 4
3 タイ王国の旗 バンコクFC (H) 3 1 0 2 6 10 −4 3
4 チャイニーズタイペイの旗 花蓮足球隊 3 0 1 2 1 9 −8 1
出典: アジアサッカー連盟
(H) 開催地.


すべての時刻は開催国タイの現地時間、インドシナ時間 (UTC+7)。

浦和レッドダイヤモンズ・レディース 日本の旗8 - 0インドの旗 ゴクラム・ケララ
レポート
観客数: 100人
主審: 中華人民共和国ユ・ホン
花蓮足球隊 チャイニーズタイペイの旗0 - 2タイ王国の旗 バンコクFC
レポート
  • Kwandarin 16分にゴール 16分
  • Kanyanat 70分にゴール 70分
観客数: 209人
主審: ベトナムレ・チ・リー

ゴクラム・ケララ インドの旗1 - 1チャイニーズタイペイの旗 花蓮足球隊
  • Kumari 19分にゴール 19分
レポート
  • Lin Jing-Xuan 42分にゴール 42分
観客数: 147人
主審: オーストラリアレベッカ・デュラカウ
バンコクFC タイ王国の旗1 - 6日本の旗 浦和レッドダイヤモンズ・レディース
  • Kanyanat 86分にゴール 86分
レポート
観客数: 500人
主審: イランマナズ・ゾカイー

浦和レッドダイヤモンズ・レディース 日本の旗6 - 0チャイニーズタイペイの旗 花蓮足球隊
レポート
観客数: 100人
主審: カンボジアプロン・ピチ・アカラ
バンコクFC タイ王国の旗3 - 4インドの旗 ゴクラム・ケララ
  • Ploychompoo 26分にゴール 26分
  • Kanyanat 45+1分にゴール 45+1分49分
レポート
  • Dabbaghi 45分にゴール 45分
  • Appiah 47分にゴール 47分77分80分

グループB[編集]

チーム 出場権
1 大韓民国の旗 仁川現代製鉄レッドエンジェルズ 3 3 0 0 7 1 +6 9 決勝進出
2 オーストラリアの旗 シドニーFC 3 2 0 1 5 4 +1 6
3 ウズベキスタンの旗 FCナサフ (H) 3 0 1 2 3 6 −3 1
4 イランの旗 バム・カトゥーン 3 0 1 2 3 7 −4 1
出典: アジアサッカー連盟
(H) 開催地.


すべての時刻は開催国ウズベキスタンの現地時間、ウズベキスタン時間 (UTC+5)。

シドニーFC オーストラリアの旗3 - 0イランの旗 バム・カトゥーン
  • Worts 3分にゴール 3分59分
  • Keane 43分にゴール 43分
レポート
仁川現代製鉄レッドエンジェルズ 大韓民国の旗2 - 0ウズベキスタンの旗 FCナサフ
  • Namgung Ye-Ji 39分にゴール 39分 (pen.)
  • Adams 44分にゴール 44分 (o.g.)
レポート
観客数: 115人
主審: タジキスタンラーモノワ・ディルショダ

バム・カトゥーン イランの旗1 - 2大韓民国の旗 仁川現代製鉄レッドエンジェルズ
  • Zandi 61分にゴール 61分
レポート
  • Namgung Ye-Ji 58分にゴール 58分
  • Jang Chang 78分にゴール 78分
FCナサフ ウズベキスタンの旗1 - 2オーストラリアの旗 シドニーFC
  • Kudratova 90分にゴール 90分
レポート
  • Worts 33分にゴール 33分57分
観客数: 85人
主審: タイ王国ヌアンニド・ドンジャングリード

シドニーFC オーストラリアの旗0 - 3大韓民国の旗 仁川現代製鉄レッドエンジェルズ
レポート
  • Nrehy 44分にゴール 44分
  • Hong Hye-ji 54分にゴール 54分
  • Kim Hye-ri 70分にゴール 70分
主審: タジキスタンラーモノワ・ディルショダ
FCナサフ ウズベキスタンの旗2 - 2イランの旗 バム・カトゥーン
  • Karachik 26分にゴール 26分71分
レポート
  • Khosravi 62分にゴール 62分
  • Didar 90+4分にゴール 90+4分
主審: タイ王国ヌアンニド・ドンジャングリード

決勝[編集]

1試合で勝敗を決する。

浦和レッドダイヤモンズ・レディース 日本の旗2 - 1大韓民国の旗 仁川現代製鉄レッドエンジェルズ
レポート イ・ソヒ13分にゴール 13分
観客数: 5,271人
主審: 中華人民共和国ドン・ファンユ

統計[編集]

得点ランキング[編集]

順位 選手 クラブ 得点数
1 日本の旗 清家貴子 日本の旗 浦和レッドダイヤモンズ・レディース 7
2 イングランドの旗 フィオナ・ワーツ英語版 オーストラリアの旗 シドニーFC英語版 4
日本の旗 伊藤美紀 日本の旗 浦和レッドダイヤモンズ・レディース
日本の旗 島田芽依 日本の旗 浦和レッドダイヤモンズ・レディース
タイ王国の旗 カニャナット・チェッタブトゥル英語版 タイ王国の旗 バンコクFC英語版
6 ガーナの旗 ヴェロニカ・アッピアー インドの旗 ゴクラム・ケララ英語版 3
7 日本の旗 安藤梢 日本の旗 浦和レッドダイヤモンズ・レディース 2
ウズベキスタンの旗 リュドゥミラ・カラチク英語版 ウズベキスタンの旗 FCナサフ英語版
大韓民国の旗 ナムカン・イェジ 大韓民国の旗 仁川現代製鉄レッドエンジェルズ

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 中国が不参加となり代わりに参加[8]

出典[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]