Kentico

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ケンティコ ソフトウェア
Kentico Software s.r.o.
種類 {{{種類}}}
略称 ケンティコ
本社所在地  チェコ
471-8571
Nové sady 996/25 602 00 Brno Czech Republic
業種 ソフトウェア
代表者 Petr Palas
外部リンク http://www.kentico.com/
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Kentico (ケンティコ) は、チェコのブルノを拠点としてアメリカ、イギリス、オランダ、オーストラリアに展開するコンテンツ管理システム(CMS)を提供する企業。

2007年に Microsoft Gold Partner として認定された。

日本では豆蔵ホールディングス傘下の株式会社ネクストスケープが2016年からパートナーとして製品のプロモーションとライセンス販売を行っている。

沿革[編集]

2004年 - Kenticoの設立[編集]

Petr Palasによって小さなアパートの一室で設立される。

2008年 - チェコ共和国のDeloitte Fast 50 Rising Starに選出[編集]

3年未満で5歳以上ではない新進気鋭の企業を表彰するDeloitte Fast 50 Rising Starに選出された。3年間で553%の成長を遂げたKenticoは、中央ヨーロッパで急成長している若手テクノロジー企業として5位を獲得した。

米国市場での事業拡大に伴い、ニューハンプシャー州に初の海外オフィスを開設した。

2009年 - 「Trees for Bugs」の取り組みを開始[編集]

製品のバグが報告されるたびに木を植える「Trees for Bugs」の取り組みを開始した。2009年11月に開始して以来、2020年現在3,000本以上の木を植えている。

2010年 - Deloitte Fast 50を受賞[編集]

5年間で1,781%の成長を遂げ、チェコ共和国で最も急成長しているテクノロジー企業として、Deloitte Technology Fast 50では中央ヨーロッパで4位を獲得した。

Kenticoとパートナー企業のコミュニティカンファレンス「Kentico Connection」の第一回目が開催された。以後、1年毎に開催されている。

2011年 - イギリスにオフィスを開設[編集]

イギリスとアイルランドのクライアントとパートナーに対応するため、イギリスにオフィスを開設した。

2012年 - オーストラリアに開設[編集]

アジア太平洋地域の事業をカバーするため、シドニーにオフィスを開設した。

2014年 - マーケティング機能が強化されたKentico 8をリリース[編集]

「Kentico 8」において統合的なマーケティング活動に必要な機能が追加された。

Gartner Magic Quadrant のWebコンテンツ管理部門で注目すべきベンダーに選出された。

2015年 - ベネルクスにオフィスを開設[編集]

アムステルダムに新しいオフィスを開設した。

2016年 - Kentico Cloudを提供開始[編集]

クラウドファーストのプラットフォームとして「Kentico Cloud」の提供を開始した。

Gartner Magic Quadrant のWebコンテンツ管理部門でチャレンジャーに選出された。

2017年 - シンガポールにオフィスを開設[編集]

東南アジアへの進出に伴い、シンガポールに新オフィスを開設した。

2018年 - ブルノのオフィスを拡張[編集]

ブルノの本社を約2倍に拡張した。

Gartner Magic Quadrant において2つの賞に選ばれた。デジタル・エクスペリエンス・プラットフォーム : ニッチ・プレイヤー、Webコンテンツ管理部門 : チャレンジャー。

Forrester WaveTM: Web Content Management 2018年第4四半期において、Strong Performerに選出された。

2019年 - Kentico CloudをKentico Kontentに改称[編集]

「Kentico Cloud」を「Kentico Kontent」へとリブランドした。

2020年 - Kentico EMSをKentico Xperienceに改称[編集]

主要製品である「Kentico EMS」を、「Kentico Xperience」へとリブランドした。

Kentico Xperience[編集]

Kentico Xperienceは、Webサイト、オンラインストア、イントラネット、およびWeb 2.0コミュニティサイトを構築するためのWebコンテンツ管理システム(WCMS)。ASP.NETとMicrosoft SQL Serverを使用する。Microsoft Windows Azureプラットホームとも互換性がある。

機能[編集]

Kentico CMSの機能は、コンテンツ管理、Eコマース、ソーシャルネットワーキング、イントラネット、オンラインマーケティングの5つの主要分野をカバーしている。

Kentico Kontent[編集]

Kentico KontentはSaaS型のHeadless-CMSとして提供されるコンテンツ管理システムである。クラウドサービスとして提供されるため、コンテンツ管理システムのためにユーザー側でサーバーなどのインフラを準備する必要がない。また、Headless-CMSとして提供されるため、様々なプログラム言語やツールに対しAPIを通じてコンテンツを管理することが可能である。当初Kentico Cloudというサービス名であったが、2019年8月にKontentへ名称を変更した。

外部リンク[編集]