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カンボジア特別法廷(プノンペン)。

カンボジア特別法廷(カンボジアとくべつほうてい、英語: Extraordinary Chambers in the Courts of Cambodia)とは、1975年から1979年民主カンプチアクメール・ルージュ政権によって行われた虐殺等の重大な犯罪について、政権の上級指導者・責任者を裁くことを目的として、2001年、同国裁判所の特別部として設立された裁判所。2003年6月、カンボジア政府と国際連合との協定が成立し、国連の関与の下、2006年7月から運営を開始した。略称、ECCC

2016年現在までに、5人の被告人起訴され、うち1名の有罪判決が確定した。1名は認知症で裁判が停止されたまま死去、1名は公判中に死去、その他の2名については人道に対する罪において終身刑が確定した一方、「ジェノサイドの罪」に関しては、2017年現在も裁判が続いている。その他の被疑者数名についても捜査が行われている。