Portal:スピリチュアリティ/導入部

として描かれたキリスト教聖霊

スピリチュアリティ(英:Spirituality)とは、人間に特有な心理的あるいは精神的活動の総体、または任意の部分を指す用語である。呼吸や息、いのち、意識、霊感、風、香り、聖霊や魂を意味するラテン語・スピリトゥス(spiritus)に由来する。スピリトゥスは、人間に命を与え、生かす神の息吹であるとされた。また呼吸、血液等と同一視され、「生命の原理」と考えられていた。

スピリチュアリティに定まった意味や定義はなく、多様な意味を持つ。個人の内面における奥深く、しばしば宗教的な感情および信念と関連があるという認識が広く持たれている。英語のspiritualityに当てはまる日本語はないため、文脈によって霊性霊的精神世界精神性精神主義宗教的など様々に訳され、分野やテーマによっても意味が大きく異なる。内的な(霊的な)強さ信仰がキーワードとして挙げられ、伝統宗教以外の宗教的生活・活動や価値観も指すことがある。仏教学者の鈴木大拙は、日本的霊性として、鎌倉時代に勃興した浄土系思想(ことに浄土真宗)を、最も純粋な形のものとして挙げている。霊的体験英語版は現代スピリチュアリティにおいて重要な役目を果たしているが、その概念は比較的新しい。