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LGBT (レズビアンゲイバイセクシャルトランスジェンダー) インターセックスの人々の老後には、ヘテロセクシャルと異なる固有の課題が多くあり、雇用や健康、法律、住居などの分野でより踏み込んだ支援が求められている。

1969年に発生したストーンウォールの反乱は、現代のゲイの権利運動の先駆けとなり、その後の時代で社会におけるLGBTIの人々の可視化や主流文化への受け入れが広まるきっかけともなった。LGBTの高齢者や引退を迎えた人々の中には、リタイヤを自己の性的指向を秘匿しつづけた状態から解放する機会として捉え直す人々もあり、これまでになかった新たな事象とも捉えられている。

LGBTIの人々は老後において家族の支援が薄い傾向がある。また老後の生活を独身で迎える可能性が2倍あり、一人で生活する可能性が2.5倍高いとされる。ヘルスケアや住居、社会サービスなどの享受を遠ざけてしまう原因として、ホモフォビア以外にも差別ハラスメントを容認する文化的背景の存在が指摘されている。

国際組織 Gay and Lesbian Medical Association の事務局長である Joel Ginsberg は「慣習の変化と、人々が望む生き方の支え、この両方を追求することが質の高いケアをLGBTの人々に提供するために必要な事」であると主張している。

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