Wikipedia‐ノート:保護の方針/仮運用/意見及び提案

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海獺です。保護の方針/仮運用、いわゆる性急保護を実際に運用してみての感想・意見及び提案をこちらに書かせていただきます。

仮運用から現在までの性急編集が理由によるといえる、私の対処案件は約80件ありました。あくまで仮運用段階ですので、対処については権限を持っている人間の裁量部分が大きく、私は今回の仮運用について、議論をしていくよりも、良く個々の案件を見て、実際に対処もしてみて、この仮運用に関する感触を得てみようと思いました。ただ、作成保護、白紙保護を通して気分を害された方もいらっしゃったと思いますので、まずはここでお詫びいたします。

前提として、性急な記事作成が何故問題なのか? についてですが、ほかでも何度か書いたことを再掲します。

  • 性急な記事の作成は、これまでに著作権侵害、宣伝、サブスタブ放置、編集合戦誘発、営業妨害の恐れ、記事名の表記の混乱、などの副次的な影響を関連付けされることがある

実際に対処してみると、副次的な影響のなかでも特に著作権侵害のおそれのある案件、宣伝、記事名表記の混乱などが多く見受けられました。

また何度も書いていますが、この方針は性急な記事作成や編集を抑止するための対処の一環であり、ウィキペディアの記事として求められる百科事典的な、「単なるデータの羅列ではなく、来歴や社会的影響、客観的評価などの説明が伴った、資料や出典を集めた上で作成される記事の作成」がされていれば、それはどのタイミングで記事が作成されてもいいものだと思います。しかしながら、公式発表があったから書いた、データがあるからだけでは「質においても量においても史上最高の百科事典を目指して」いるとはいえなくなります。質の向上を目指す上では、記事作成はじっくり構えていただきたいと個人的に強く思っています。


さて、対処の対象はアニメ、映画、音楽、ゲーム、スポーツ、漫画、テレビ、ラジオ、ネット、イベントなどであり、これ以外のジャンルについては、公共性があるものが多く、また予定記事といえども編集過多や編集合戦にはなりにくい印象がありますので、対処は見合わせました(北京オリンピックジロ・デ・イタリア 20082008年のF1世界選手権等の国際的なイベントについては私は保護の必要性を感じませんでした)。

結論として、上記ジャンルの予定記事については、プロジェクト単位でローカルルールを設定していただくか、もしくはこの性急な記事作成による保護を、管理権限の裁量を出来るだけ少なくして運用するのであれば、ある程度ジャンルごとの目安を作るべきという感想です。

凡その目安としては、このジャンルには(現代POVですが)ほとんど必ず公式サイトというものがついて回ります。そこで発表されただけで記事を作ってしまうと、問題が起きやすいようです。ですから「公式+その公式サイトを情報ソースにしていないほかの出典」という複数のソースを揃えて、記事内に明記していただけるとよいのではないかと感じました。

仮にジャンルごとに細かく決めたとしても、個々のケースについて判断が異なるわけですから、目安以上のかっちりとしたルールは適さないとも思います。ただ、個々のケースにおいて今回よく見受けられた「著作権侵害のおそれのある案件」、「宣伝的な記述だが即時削除判断が難しいもの」、「記事名表記の混乱」については、ワンソースからの記述であるということが要因だという印象があるので、個人的には対処方法のひとつとして、「性急保護」という選択肢は残しておいたほうがいいのではないかと思います。

最後になりますが、個人的には映画、CD、DVD、アニメなどなど、そのほかの商業的なものについては、せめて現物が手に入る1ヶ月前までは記事作成がないほうが良いと感じました。ウィキペディアがどんどんと注目されている昨今では。その商品を発売する側が巧妙にウィキペディアを宣伝媒体として利用するケースが多くなっているという実感があるからです。これについては1ヶ月という数字を出しましたが、何かの時限的なラインがあったほうがいいと感じています。--海獺(らっこ) 2008年5月20日 (火) 09:39 (UTC)[返信]


以下、ケーススタディ

初版は2008年2月23日 (土) 09:35に立てられ、この時点では4月の何日から放送開始か決まっていない状態。公式サイトへのリンクが貼られているが、記事に書かれた以外に情報がないことが想像できる。4/1に解除されるよう保護。自動解除後に11回の編集があり、4/11の放送開始までもう一度保護をかけなおし。開始以降は5/20時点で80回の編集があった。今の時点での版を見る限り、毎週の視聴率記入や途中で興味を失った感のあるゲストの役割の詳細などの特徴がある。

初版は2008年2月23日 (土) 06:43 に作成された。実際のコンサートの初日は3/28なので、この時点では開催されるということが決まった以上のことは記述が不可能。現時点でのを見る限り、本来特筆性のある素材であるにもかかわらず、セットリストとわずかな記述の概要のみになっている。

初版は1年以上前の2007年3月25日 (日) 05:24。現時点での発売予定は2008年5月30日。そこまでの加筆においてキャラクターの部分は公式サイトの文章を多少変更しただけのものになっている。同様の著作権侵害のおそれのある記述はタユタマ -Kiss on my Deity-にも見られ、公式のワンソースだけからの記事の作成について疑問を感じる。ゲームの予定記事は製作発表のデータのみで作成されるケースがほかにもあり、君が呼ぶ、メギドの丘でGOTHIC 〜The Age of Innocence〜ティアーズ・トゥ・ティアラ 花冠の大地こんぼく麻雀〜こんな麻雀があったら僕はロン!〜

タイトルと主要キャストと監督のみの記述。公開も2008年夏以上は不明。現時点でも不明。正式タイトルかどうかも不明。

現時点でも基礎データ以外なし。

作成者の感想と収録曲のみの記述。

現状でも日本語版は予定のままという記述で、発売されているのかどうかがわからない。

2008年6月11日発売予定のシングル記事で2008年5月4日に作成。タイトルの単語の意味、初回限定版の特典、タイアップなどの記述。

--海獺(らっこ) 2008年5月20日 (火) 09:39 (UTC)[返信]