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Wikipedia‐ノート:翻訳のガイドライン/作業用/0.2.2版

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このガイドラインについて[編集]

何であるか[編集]

GFDLに適合している文書は、コピー・翻訳によってウィキペディア日本語版の記事に利用できます。この文書では翻訳によって記事を作成し、記事に加筆する場合の指針を示します。複数の人が一つの記事の作成にかかわる事を前提に、翻訳記事や翻訳部分をどの様に準備作成し、投稿すればより円滑に共同作業ができるかについて書かれています。たとえあなたの記事に誰も協力してくれなくても、あなたの記事は他の人の記事と一体となってウィキペディアを構成しています。そういう、広い意味での共同作業を想定しています。 ウィキペディア各言語版間では、GFDLの特質を活かした互いの記事の翻訳利用が行われています。

何でないか[編集]

この文書は、翻訳記事の削除基準を述べているものではありません。参考にするのは構いませんが、削除の根拠として利用しないでください。削除についてはWikipedia:削除の方針を、著作権についてはWikipedia:著作権を、それぞれ根拠としてください。このガイドラインの著作権に関する部分はWikipedia:著作権に基づいて書かれていますが、必ず根拠となるWikipedia:著作権を参照し、それに基づいて議論してください。

ウィキペディア間翻訳の際にすべきこと・した方がよいこと[編集]

ウィキペディアや多くのウィキメディアプロジェクトでは、文章のライセンスとして GFDL を採用しています。 GFDL への適合性を気にせずに済むため、英語版などの他言語版から日本語版へ、あるいはその逆へ、さらにはウィキメディアプロジェクト間で、翻訳が広く行われています。特に重要なのは要約欄への記入と、言語間リンクの設置です。

要点は以下の通りです。詳しくは公式な方針試験版案を参照してください。

  1. (2008年1月1日 00:00 UTC 以降必須)要約欄への記入:
    • 翻訳元記事へのリンクを書く (言語版やプロジェクト名が分かるように)
      • 例) 翻訳元記事が英語版の「foo」の場合: from [[en:foo]]
    • 翻訳元記事の版を指定する (年月日・時刻・タイムゾーンを書く)
      • 例) 01:00, 01 Jan 2001 UTC
  2. (推奨)言語間リンクを書く(すでにある場合は作業不要)
    • 翻訳記事内に翻訳記事への言語間リンクを書く
      • 例) 翻訳元記事が英語版の「foo」の場合: [[en:foo]](翻訳記事内、大抵は末尾に)
    • 翻訳記事内に翻訳記事への言語間リンクを書く
      • 例) 翻訳記事名が「フー」の場合:[[ja:フー]](翻訳記事内、大抵は末尾に)

2008年1月1日 00:00 UTC 以降必須とありますが、それは以降の新規翻訳記事及び翻訳加筆部分について必須だということであって、実際の記事がそれにしたがっていないからといって削除の理由にはしないでください。また、それ以前からある記事への遡及適用は想定されていません。

ウィキペディア外 GFDL 文書からの翻訳[編集]

GFDL に相当する文書 (パブリックドメインにあるものを含む) は、ウィキペディアや多くのウィキメディアプロジェクト以外のものであっても、翻訳してウィキペデイアの記事にできます。ウィキペディア間での翻訳と異なるのは、著作権関連の記述方法です。この項ではそうしたウィキペディア外文章に特有の注意点について述べます。

残念ながら、ウィキペディア以外の GFDL 文書からの翻訳例は知られておらず、特に著作権関連についてどう記述すべきかは確立していません。この項では「理屈からするとこうなるだろう」という書き方を説明しますが、実際にそうした翻訳を行う際には十分注意してください。

要点はこうです:

  1. (必須)「履歴ページ」を作成し、翻訳元記事の履歴を全て記入
  2. (必須)「原文ページ」を作成し、翻訳元とした記事をテキストとして記入
  3. 要約欄への記入:
    • (必須) 翻訳元文書に関する書誌情報相当を、版を含めて書く
    • (必須) 履歴ページ、原文ページへのリンクを書き、「履歴ページ」が変更不可部分であると宣言
    • (推奨) 翻訳元文書の主要な著者を5人以上書く (5人以下なら全員)
      例) authors: bar1, bar2, bar3, bar4, bar5, et al.

「履歴ページ」は、Wikipedia:著作権では当該記事の「履歴サブページ」とされています。しかし、標準名前空間 (通常の記事) ではサブページ作成ができなくなっています。このため、当該記事のノートに履歴サブページを作ることが提案されています。「原文サブページ」も、同様にノートのサブページということになるでしょう。 履歴ページが変更不可部分である宣言は、翻訳記事中でも必要があるかもしれません。Wikipedia:著作権を参照してください。

主要著者 5 人以上は意見のわかれるところです。履歴ページに全著者情報が含まれている場合には、それで十分という考え方もあります。

繰り返しになりますが、履歴ページに関するWikipedia:著作権の矛盾からも推測できる様に、ウィキペディア以外の GFDL 文書からの翻訳では事例に基づいた慣習が確立していません。その様な翻訳を行う場合には、よく調べて、慎重に作業するとよいでしょう。

翻訳記事に関する一般的注意事項[編集]

機械翻訳[編集]

前提として、素人による翻訳は時としてひどい文章を生み出します。しかし、ほとんどの機械翻訳はそれよりもはるかにひどいものです。機械翻訳をそのまま投稿することはどうかおやめください

ウィキペディアのコンテンツはすべて、GNU Free Documentation License (GFDL) のもとで公開されています(詳しくはWikipedia:著作権を参照)。 GFDL は商業目的での利用を認めていますので、非営利目的でのみ再配布・利用が可能な文書は、ウィキペディアで使うことはできません。翻訳を行う場合、まず翻訳元の文書(他言語版ウィキペディアのページや、外部サイトのページなど)が GFDL に適合することを確認してください。そうでないものは翻訳しても使用できません。これには、機械翻訳ソフトが生成した訳文も含まれます。機械翻訳ソフトや無料翻訳サイトを利用する場合、翻訳した結果を使用する際に GFDL として利用できることを必ず確認してください。場合によっては著作権など法的な問題に発展し、プロジェクトに大きな損害を与える可能性があります。利用規約(又はそれに類するもの)内に私的目的を超える利用を禁止する文(「個人目的には使用できますが、商業目的では使用できません」など)が含まれている場合、 GFDL に合致しません。この場合は翻訳の参考程度に留め、翻訳結果を直接引用しないでください。

以下は翻訳結果をGFDLに準拠して利用できると確認できたソフトウェアです:

以下は翻訳結果をGFDLの下で利用できないと判明しているソフトです。これらのソフトはウィキペディアの記事翻訳に直接は使用はせず、翻訳の参考とするにとどめてください。

フェアユース[編集]

フェアユースは日本の法律にはない著作権の考え方で、「公正使用」を意味します。アメリカ合衆国の著作権法に準拠する英語版ではフェアユースが認められているので、フェアユースに基づく記事の内容、画像があります。日本語版では使用できるのかがはっきりしておらず、これらを含む日本語版の記事は、準拠法の違いにより著作権法に違反するとして削除対象になる場合もあり得ます。よくわからないというのでしたら、フェアユースのものは使わないのが安全です。他の言語のウィキメディアプロジェクトから項目を翻訳したり画像をもちこむときには、フェアユースの素材を含んでいないか特に注意しましょう。

戦時加算[編集]

日本国外の著作物について、著作権の有効期限が過ぎているかどうかを計算する時に見落しがちな例外に戦時加算があります。保護期間切れを根拠として著作物を利用する際に日本の著作権法が適用される場合は注意してください。

さて、なにを翻訳しよう?[編集]

翻訳に値する記事とは[編集]

自分が読みたい記事を翻訳する、というのが普通でしょう。翻訳しなくとも読んで理解できる記事でも、翻訳してみると案外わかっていなかったり、追加で調べ物が発生したり、自分自身の勉強にもなります。しかし、ちょっと待ってください。その翻訳元の記事は、本当に翻訳に値する記事でしょうか。Wikipedia:五本の柱があるとはいえ、ウィキペディアの記事は残念ながら玉石混淆です。たとえば、長いこと要出典扱いになっている記事は、出典を明記するという観点から問題になるかもしれません。正確な翻訳は大切ですが、元記事を無批判に翻訳するべきではありません。書かれていることが信用に足るか、内部で矛盾を起こしていないか、確認した上で翻訳記事として投稿しましょう。参加人口の多い言語版ウィキペディアの秀逸な記事というのは一つの目安になるでしょう、もっともそんな記事がそうたくさんあるわけではありませんが。反対に、スタブに近い、内容希薄な記事や、その言語の話者になじみのないであろう事項についての記事の翻訳には注意が必要です。内容希薄な項目については、関係する項目を集めて翻訳し一つの記事とする方法もあります。

翻訳依頼の利用[編集]

他言語版にあって日本語版には無い項目、他言語版のほうが充実している項目は、他の多くの日本語版ウィキペディア利用者も翻訳を待ち望んでいます。そうした項目は、日本語版の関連する項目から言語間リンクでたどると、見つかることがあります。

翻訳依頼で要望が出されている項目を翻訳するのも良いでしょう。翻訳できそうな項目があったら、注意事項に気を付けた上で、ぜひ翻訳してみてください。今週の翻訳項目では毎週手ごろな長さの記事を紹介しています。翻訳に参加してはいかがでしょうか。コミュニティ・ポータルにも掲載されています。翻訳できそうな項目が無いかたまにチェックしてみてください。最新のものは、「ウェイブリッジen) - アタルガティスen) - ラーの目en) - ジウスドラen)- メーリノエーen) - アンミ・ツァドゥカ王の金星粘土板en) - インフィニティ・ジェムズen) - オーギュギアー島en) - ギリシア・ローマ伝記神話辞典en) - アリンナen) - アンフルen) - 宦官 (テレンティウス)en)(Category:他言語版ウィキペディアからの翻訳を必要とする記事) - (Category:改訳が必要なページ)」です。

Category:翻訳中には翻訳が途中で中断してしまっている項目があるかもしれません。見つけたらぜひ翻訳に協力してあげてください。

プロジェクト関連文書・テンプレート・カテゴリの翻訳[編集]

プロジェクト関連文書(公的な方針やガイドライン)を翻訳する場合は、作業の前にWikipedia:ウィキプロジェクト プロジェクト関連文書を参照してください。また、他言語版の公的な方針やガイドラインを訳した場合、それがそのまま日本語版の公的な方針やガイドラインになるわけでなく、日本語版での合意形成が必要です。

テンプレートについては、テンプレート名や引数名を翻訳すべきか、元言語での名前のままとすべきかがテンプレートのタイプによって異なります。詳しくはWikipedia:ウィキプロジェクト テンプレートを参照し、判断がつかない場合はウィキプロジェクト テンプレートのノートまたは適切なサブページで相談してください。

カテゴリの単純な翻訳は、おすすめできません。日本語版ウィキペディアでは翻訳元のウィキペディアと異なるカテゴリ体系ができあがっているかもしれないからです。日本語版のカテゴリ構造をよく調べた上で、それでもカテゴリの翻訳が適切だと考えられる場合には、翻訳してもよいでしょう。カテゴリについては、Wikipedia:カテゴリの方針Wikipedia:ウィキプロジェクト カテゴリ関連も参照してください。

日本語版からの翻訳[編集]

ウィキペディア日本語版にもたくさんの優れた項目があります。その多くは他の言語のウィキペディアではほんの短い項目や、あるいはまだ無い項目だったりします。

多くの言語版にはWikipedia:翻訳依頼に対応するページがあります。また、言語間リンクでたどっていけば、翻訳が望まれている項目を見つけることができるかもしれません。いくつかの言語版には、日本ポータルや日本関連伝言板 (Noticeboard) などがあり、日本関連項目専用の執筆依頼や加筆依頼がある場合もあります。

投稿の際、要約欄には、その言語版の言語か英語で、 GFDL上 必要な情報を記述して下さい(#要約欄への記入参照)。加えて、「校正希望」「文法の手直しを希望」といった意味の言葉を書いておくと、その言語を母語とする人に訂正が必要なことを気がついてもらいやすくなります。また、投稿時に「他言語からの翻訳」や「整理依頼」を意味するテンプレートをはっておくのも良いでしょう。

尚、日本語版からの翻訳の際には、翻訳した記事がどこの著作権法に従うのか、その法の元で翻訳物に問題がないかを確認してください。組合せによっては記事、特にその中で使われている画像などを利用できない場合があります。 Commons:When to use the PD-Art tag も参照してください。

翻訳の実際[編集]

訳文の作成[編集]

多くの文章は、原文に忠実に訳す必要はなく、原文がわかりにくい場合には平易な日本語に書き換えることで翻訳作業は楽になります。事実の記述をしているのであれば、原文通りであるか否かはそれほど問題にならない場合も多いでしょう。そのようにした場合は、要約欄に「一部訳」「一部訳と改変」などと明記することでそれが全文「翻訳」ではないことを示すとよいでしょう。[ 一部訳、などは必要か? ] 思い切ってその部分を省略するというテクニックもありますが、しかし、あまりにそうした部分が多くなると、記事が曖昧になることもあるでしょう(Wikipedia:言葉を濁さないも参照)。

また注意点としては、原文の内容に中立性や精度を欠く表現があるときは、翻訳者の判断で是正する編集を加えた方がよいでしょう(Wikipedia:中立的な観点Wikipedia:言葉を濁さない)。その場合も、要約欄に編集理由を書き加えてください。

翻訳がうまくいかないと思ったら、Wikipedia:翻訳依頼の利用も検討してみてください。なんとか訳したが自信がない文は、数が少なければコメントとして対応する原文を本文中に残して他の人が参照しやすくしたり、ノートに訳に自信がない部分として書いておく、読者の注意を引くため注釈をつけておく、といった工夫も効果的です。全体的にうまくいっていない場合には、怪しい訳や未訳部分だらけのまま投稿するよりは、残念でも一から他の利用者に委ねたほうが賢明かもしれません。

原文の投稿[編集]

原文を一旦そのまま投稿した後で翻訳する方法もあります。履歴をたどれば翻訳の流れがわかりますし、履歴継承の観点からはまずコピーして、そのコピーの改変として翻訳を始めているので完璧です。しかし、この方法では「日本語版」の記事に一時的にせよ外国語だけの記事が載り、翻訳が終了するまでは殆どが外国語の記事があることになります。それを嫌うユーザーもいることにも留意しましょう。あらかじめお使いのコンピュータ上で、ワープロソフトエディタを利用して完成版の原稿を作成・保存しておき、それを投稿するという方法を推奨します。

翻訳後の加筆[編集]

翻訳元の文書が加筆・修正されるたびに常に記事へ反映させる必要はありません。もちろん、より優れた内容であれば追加で翻訳して導入することは良いことですが、ウィキペディア日本語版独自でページが成長することもあります。逆に日本語版の記事がよく育った場合、翻訳してウィキペディアの他言語版に還元することもあるかもしれません。相互に記事が育ち、秀逸な記事へと成長することも考えられます。翻訳後に翻訳元の文書の変更を追跡するには、 http://en.wikipedia.org/w/wiki.phtml?diff=0&oldid=11111 のように、翻訳元に使った版と最新版との差分リンクをノートページなどに設置しておくと便利です。

一方で、プロジェクト関連文書については、日本語版と他の言語版で方針やガイドラインが一致していないこともありますので、必ずしも他言語版(英語版)に追随することが適切でない場合もあります。翻訳にとりかかる前にWikipedia:ウィキプロジェクト プロジェクト関連文書などを参照して下さい。

加筆翻訳であっても、要約欄での翻訳元記事へのリンクと版指定が改めて必要です。これがないと、加筆部分が翻訳なのか独自のものなのか、翻訳ならばいつの記事から翻訳したのかわからないからです。

翻訳の中断[編集]

翻訳を途中で中断せざるをえない場合、あるいは他の人の助けが必要な場合は、翻訳中の途中であることを示すテンプレート {{翻訳中}} を貼ってください。翻訳中であることを示すメッセージが表示され、ページはCategory:翻訳中にカテゴライズされます。できれば原文の情報を{{翻訳中|元にしている版や文献}} のようにして記述してください。

チェックリスト[編集]

訳に取りかかる前に次のことをしておきましょう。

ノートページの確認
翻訳元にノートページ(ウィキペディア他言語版等)やそれに類するものがもしあれば、なるべく目を通すようにしましょう。現在進行中の項目だったり、激しい議論がなされている場合は、現在の版を訳すことが必ずしも適切とは限りません。ほかにも、項目名についての議論、特定の記述や節(セクション)に対する疑問、参考となるリンクなどが記載されていることもあります。翻訳の参考にしましょう。
履歴の確認
これから訳す版の年月日時をメモしておきましょう。今まさに編集が行なわれている最中であれば、少し時間をおいた方がいいでしょう。最新版を訳すかどうかの判断を下す必要もあるかもしれません。

投稿直前には次の点を確認してください。

もう一度翻訳元を確認
翻訳作業に時間がかかった場合、その間に翻訳元の文書が編集されてしまっていた、ということがありえます。ささいな編集なら問題はないでしょう。しかし大幅に改編されていた場合は、既に訳した改変前のものを投稿するのか、改変後を新たに訳すべきかを判断することになります。
訳文の推敲は済ませたか
本文内に翻訳元へのリンク(言語間リンク)はあるか
ウィキペディアの他言語版から訳した場合、翻訳元の文書にある言語間リンクのリストをコピーしても、翻訳元そのものの言語間リンクはそこに含まれないことに注意してください。
要約欄には適切な記述をしたか
翻訳元記事へのリンクだけでなく、版指定もお忘れなく
要約欄のリンクは正しいか
プレビュー機能を使って要約欄のリンクが正しいか、リンク先も含めて確認してください。リンク先が間違っていると、その記事(または加筆部分)は救済できません。

関連項目[編集]