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会話ページ・メール送信を含む管理者による裁量無期限ブロックについて[編集]

最近、投稿ブロック記録を眺めていて感じたのですが、ソックパペット・LTAに対しては、管理者により裁量で、会話ページ・メール送信を含む無期限ブロックがなされることが多いようです。ただ、 Help:管理者マニュアル/投稿ブロックに「できるだけこのオプションは設定しないようにします。ブロック解除申請は会話ページで受け付けるためです。」とあるとおり、なるべくこのオプションは使用するべきではないのではないかと思います。実際に会話ページでの荒らしが行われるまでオプション設定が行われるべきでないのが原則だと思いますが、特に会話ページでの荒らしが行われると想定されないケースでも会話ページ編集禁止が設定されているケースもあります(例えば、[1])。誤認ブロックが理論的にはありうる以上、解除依頼を受け付けるために会話ページは原則開けておくべきなのではないかと考えていますが、(本体アカウントを明示せずとも)ソックパペットであると判断すれば、管理者の裁量で会話ページのブロックも可能という運用になっているという認識でよろしいでしょうか? 確認のために議論を提起しました。--伊佐坂安物会話/履歴2023年1月28日 (土) 01:25 (UTC)[返信]

コメント いちおう管理者権限をお預かりしています。明文化されたルールや客観的な事実というよりは「私の個人的な印象」ですけども、LTAやソックパペットへの対処は、迅速かつ厳しい措置を、コミュニティから求められている(期待されている)・その傾向が年々強まっている、と感じます。それは、LTAが以前よりもどんどん悪質化している、ことの裏返しなのでしょう。
私はほぼ保護関係しかやっていないのですが、最近は、(他の管理者さんにより)LTAが1回来た記事は年単位で半保護する、というのが常態化しています。保護関係の方針だとかを見る限り、そんなバンバン年単位の半保護ってやっていいの?と躊躇します。が、「半保護の期間が長過ぎる」というクレームが巻き起こっている感じはなく、むしろ歓迎されているのだろうと感じますし、「㭍月例祭はLTA対応が甘すぎる」と思われているんじゃないかなーとさえ感じています。
また、最近はIP・レンジに対する長期ブロックも、昔より増えてきた・ハードルが下がってきた、とも感じます。
Wikipediaには理想的・性善説的・楽天的な理念が創成期からあって、でも15年以上の年月を経て、LTAはじめ荒らしは段々と悪質になったりして、「性善説」ではどうにもならんという現実があって、コミュニティの要請・ニーズも変化してきている、というか。以前であれば「管理者による権限濫用じゃないか」という批判から解任へ向かったりすることもあったのだろうと思いますけど、最近は「たくさんLTAを塞ぐ管理者がよい管理者だ」みたいな風潮があるのでは。
その変化が知的と言えるのか、健全なのか、理念に適っているのか、どうなんだ、と言われると、うーん・・・とは思いますが、「理想と現実」という感じでは・・・ヘルプ文書であるHelp:管理者マニュアルが、時代の変化にあわせたアップデートがこまめにされていない、ということかも。--柒月例祭会話2023年1月28日 (土) 08:29 (UTC)[返信]
  • コメント 伊佐坂安物さんが例示された利用者:Madder Seven Hundredの投稿ブロックに関して、過去に私が個人的に関わった案件との関連を連想させる部分がありますので意見させていただきます。
一般論として、なるべく会話ページ編集禁止をしないほうが好ましい点は賛同します。また、「ソックパペットであると判断すれば、管理者の裁量で会話ページのブロックも可能という運用」に関しては個人的には否定的です。しかし投稿ブロックの理由が 「sockpuppet」ということになりますと、別アカウントによって行われた会話ページの荒らし行為が現アカウントでも行われる可能性の有無を検討する必要があり、それは現アカウント(この場合「Madder Seven Hundred」)の投稿履歴を見ているだけでは判断が難しいように思います。
「Madder Seven Hundred」という個別事例について申しますと、えのきだたもつさんがどの利用者の 「sockpuppet」と判断されたのか厳密なところはわかりませんが、この利用者のアカウント名はLTA:AKANEのメインアカウントと推定されている利用者:Akane700を強く連想させるものになっていますので、LTA:AKANEとの判断であった可能性が考えられます。当該LTAが過去に会話ページ編集禁止相当とされたもので私が把握しているものとしては、10年以上前の会話ページにおけるパスワード公開の場面(この件は詳細について説明するとパスワード情報へのアクセスが容易になってしまうためこれ以上の説明は控えます)、2013年のWikipedia:投稿ブロック依頼/Liberia、2015年のWikipedia:投稿ブロック依頼/下手侍、2016年のWikipedia:投稿ブロック依頼/Co.yo.2があります(逆に会話ページ編集禁止されなかった事例もあり、詳細はLTA:AKANEをご参照ください)。これほど時間が経過してもなおLTA:AKANEに会話ページ編集禁止が必要な状況が続いているのかは一考の余地があるかもしれませんが、かつてそのように判断されたことがこれほどの回数あった以上、えのきだたもつさんがこれらの事例に倣ったとしても私はそこまで突飛な発想だとは思いません。また、前記の私が把握しているLTA:AKANEの動向以外の情報をえのきだたもつさんが把握していらっしゃる可能性もあるでしょう。従いまして「会話ページでの荒らしが行われると想定されないケース」などと一概に即断できるようなケースではないように思いました。もっとも、このケースはこちらの事例と全く同じ理由で、LTA:AKANEではなく模倣者である可能性も疑われる場面だとは思いましたが。
一般論に話を戻しますと、多重アカウントの不正利用の場合、他者が把握している情報を自分が把握できていないということは珍しいことではありませんし、履歴が分断されている以上投稿ブロックされたアカウントの記録を見ているだけでは判断ができない場面は珍しくないように思われます。従いましてまずは投稿ブロックを行った管理者に「なぜ会話ページまで編集禁止にする必要があるのか」などと、問い合わせる必要があるのではないでしょうか。ただし投稿ブロックを行った利用者がチェックユーザー係の場合、理由もなく返答を拒否されることもあるかもしれませんが。--Henares会話2023年1月28日 (土) 12:45 (UTC)[返信]
柒月例祭さん、Henaresさん、コメントありがとうございました。お二人のご意見も踏まえ、①原理原則としては会話ページ編集禁止はなるべく行わない方が良いこと、②運用としても現状ではルール上明確に認められているものではないという点は確認できたものと思います。一方で、③現実的なLTA・ソックパペットへの対応として、会話ページへの深刻な荒らしが行われる可能性を考えると、予防的措置として会話ページ編集禁止もやむを得ないものという現状があるという点ももっともなことと思います。個別ケースについて対処管理者への問い合わせが必要なのもおっしゃる通りかと思います。
まとめると、LTAの傾向として会話ページでも深刻な荒らしが行われる可能性がある際は、該当LTAが投稿ブロックの要約欄で示されていれば、(現状の管理者マニュアルと照らして、あるいは予防的措置は行わないという原則に照らして、ルール上適切か、あるいはルールを改訂すべきかは別問題ですが)会話ページの予防的な編集禁止もある程度やむを得ないものかと思います。他方で会話ページでの荒らしを実行する可能性のないアカウントや、単にブロック逃れ(と対処管理者が推定した)というだけで会話ページまで編集禁止を行うのは、これは過剰でありブロック解除依頼の提出を妨げるという点も異論のないところかと思います。ありがとうございました。--伊佐坂安物会話/履歴2023年2月26日 (日) 01:01 (UTC)[返信]
予防的措置は行わないという原則に照らして」というお言葉こそが、この度の議論の核心であるように思いました。以下方針の該当部分を引用します。

すべての場合において、投稿ブロックは懲罰というよりむしろ予防であり、ウィキペディアの被害を回避するためにのみ実施されます。 — Wikipedia:投稿ブロックの方針導入より引用

Help:管理者マニュアル/投稿ブロックのような文書のような文書は「関連する方針をよく理解してから作業を行ってください。」(Help:管理者マニュアルより)とあるように、投稿ブロックの方針のような文書で述べられている内容を大前提として個別の方法論を述べたものにしか過ぎません。「すべての場合において、投稿ブロックは懲罰というよりむしろ予防」とはっきり方針に書かれているのに、「予防的措置は行わない」ことが投稿ブロックの原則と読み取り得る余地がどこかに一部でもあるでしょうか。むしろ投稿ブロックとは会話ページに対するものを含めて「すべての場合において」予防的措置そのものである、予防的措置であることこそが原則である、と読む方が自然ではないでしょうか。個別の事例について「会話ページ編集禁止が適切or不適切」などとこの場で突っ込んで申し上げるつもりは今のところありませんが、確かにLTA:AKANEと疑われる件も含め会話ページ編集禁止が予防的措置であることは明らかです。しかし予防的措置であるからという理由でルール上の問題があるとは言えないのではないかと思うのです。そしてそのような伊佐坂安物さん側の予防的措置に関するご認識こそが、投稿ブロック記録をご覧になっていて違和感を覚えてしまわれる根本原因なのではないでしょうか。--Henares会話2023年2月26日 (日) 10:49 (UTC)[返信]
失礼しました。言葉の使い方が悪かったかもしれません。私がイメージしていた「予防」とはWikipedia:保護依頼にある「「編集合戦や荒らしが予想される」などを理由とする、予防的な保護・半保護・拡張半保護・移動保護・作成保護の依頼の場合」依頼が無効になるというような意味での「予防」です。もちろん投稿ブロックは方針のいう「懲罰」ではなく「予防」ではあるとは思いますが、それは現に標準名前空間で問題行動が行われた(そして今後も行われる)からそれを防ぐという意味での予防だと思います。現に標準名前空間でブロックに相当する問題行動が行われていないのに、予防的措置としてブロックを行うのは、保護依頼のいう「予防的な保護」と同じでこれは無効だということです。同様に会話ページにおいても、現に会話ページで問題行動を起こしていないのに予防的措置を行うのは、その観点から原則に反するのではないかということでした。--伊佐坂安物会話/履歴2023年2月26日 (日) 11:30 (UTC)[返信]