Wikipedia:査読依頼/米騒動 20071010

米騒動 - ノート[編集]

自分なりにある程度の加筆をしてみたのですが、過不足点、不備など良い記事にしていくためいろいろとご意見、ご教示いただければと思います。よろしくお願いします。赤井彗星/2007年10月10日 (水) 13:46 (UTC)[返信]

【査読】 ──専門家の方による審査結果。
【検証】 ──参考文献などと照合しつつ正確性を評価頂いた結果。
【書評】 ──専門外の方による評価および助言。
明治維新以降特に1918年の、日本史では必須の項目を丹念に追いかけようとした意欲項目であることを評価したうえで、コメントしたいと思います。
  1. 概要の部分 - 簡潔ではありますが、1890年と1897年の米騒動についての記述があります。これらに関しては、少なくとも高校を卒業するまでは学習しない、多くの人々がはじめて知る事実でしょうから、研究書による脚注が望ましいでしょう。
  2. 背景の部分 - 米価の暴騰は確かに既知の事実であります。ということは具体的な価格の推移を記述していただく部分については、当然のことながら、研究書に記述があると思われますので、脚注によるマークアップがあればうれしいです。また、外米管理令についての記述が膨らめば、記事としての厚みを増すことだと思います。
  3. 騒動の広がりの部分 - 「影響範囲」が箇条書きになっているのが残念です。何とか、文章として読み物として応えるものに編集できないものでしょうか。--Tantal 2007年10月20日 (土) 06:28 (UTC)[返信]
全体的に、専門外の人間にも分かりやすく、バランス良く書かれていると思います。
  1. 概要で述べられている3回の米騒動は、いずれも富山県が発端となっていますが、これには何か理由が(たとえば、米の価格が全国より高かったとか)あるのでしょうか? メインとなる1918年の米騒動のはじまりは、米の輸送船の入港の際の嘆願だったと記述されていますが、それだけでは説明できませんし…。もし文献などで調べられたら加筆をお願いします。
  2. 米の価格の変動や、全国への拡大(これについては上記Tantalさんの御指摘と同じく、文章での記述が欲しいと感じました)について、グラフや図などがあると良いです。
  3. 「米の価格がどのくらい上がったのか」という理解を助けるような、当時の米の価格や、所得水準についてちゃんと説明されている点は良かったと思います。同様に、#社会不安での「救済事業奨励費」と#政府対応の「国費」は具体的にどの程度なのか(ちょっと難しいかも知れませんが…)説明が欲しいと思いました。あと、#社会不安の「巡査数」は全国での数値という理解で宜しいのでしょうか?(現在の巡査数も分かりませんが、5300人などという数字は少ないように感じました。当時の人口と警察の創設からまだ間もないことを考えればまぁ当然かも知れませんが) --氷鷺 2007年10月22日 (月) 14:36 (UTC)[返信]

(コメント)Tantalさん、氷鷺さん書評ありがとうございます。とりあえず現状の宿題を以下のように理解しましたので、隙を見つけて加筆・修正したいと思います。

  • 1890年と1897年の米騒動に関する脚注
  • 当時の米価格のグラフ化
  • 外米管理令についての説明加筆
  • 影響範囲の文章化
  • 発生場所と要因の因果関係(難しいかも)
  • 全国への拡大模様の図示(難しいかも)
  • 救済事業奨励費と国費の現代価格換算
  • 「巡査数」再確認

終わったものから対応済みマークつけていきます。--赤井彗星 2007年10月22日 (月) 14:45 (UTC)[返信]

別に赤井彗星氏に書いて頂かなければならない訳ではないのですが、被差別部落との関わりで出典に用いられているものや内容に不満があります。えた、非人などに対する差別から部落差別へと移行する時期で融和政策と解放運動の引き金の一つになった事件とされていると思うんですが、出典に用いられているものは、米騒動で部落解放運動をアピールするのはけしからんという内容のものですよね。かなりうんざりします。どちらかというと歴史教科書関連で藤岡の主張の例として使うべき出典で、裁判の正当性を疑問視する記述が見当たりません。johncapistrano 2007年11月5日 (月) 03:43 (UTC)[返信]
とりあえず反応がないので、上記のものは除去しましたが、秋定嘉和『近代と被差別部落』『岩波講座 日本歴史』19巻などではどうですか?johncapistrano 2007年11月12日 (月) 15:53 (UTC)[返信]
すいません、見落としていました。ご意見ありがとうございます。提起されている件、いろいろ検討した結果、節題の影響範囲とはまた異なる節として立ち上げ、複数の資料から検証・精査して書いてみようと思います。ご提示いただいた参考文献も確認してみます。ありがとうございました。--赤井彗星 2007年11月13日 (火) 13:26 (UTC)[返信]
【感想】 ──専門外の方による感想。
アジア近代史を勉強している者として、ささやかなコメントをさせていただくと、シベリア出兵の文字がひとつも出てない点は気になります。関連を説いた論文は結構あるので、環日本海的な視点からの記述があってもよいように感じました。--Tears for Asia 2007年11月5日 (月) 04:01 (UTC)[返信]
完全に専門外ですが、イラン立憲革命もしょっぱなは砂糖騒動ですので、その縁から。全体に簡潔によく纏まっているとおもいます。Tears for Asiaさんにならっていうと、キーワードとして白虹事件の言及が欲しいですね。こぢんまりとした纏まりを目指すとしても、かなり研究の蓄積された事件ですので、やはり研究史的な内容と後代からの評価はちょっとほしいですね。特に米騒動50年に際しては労働運動の文脈でかなりいろいろ特集が組まれています。その他部落研究史や女性史など割と横断的な研究対象となっています。そのような意味では参考文献に専論が2冊しかないのはやはり寂しいです。国史大辞典などの記述でも(いえ、いまは見ていないのでそもそも立項されているかわかりませんが)参考にされるとよいのではないでしょうか。また地方史的観点からは梅原隆章『富山県の百年』(県民100年史), 山川出版社, 1989.や深井甚三, 久保尚文, 本郷真紹, 市川文彦『富山県の歴史』(県史シリーズ), 山川出版社, 1997.などがそれなりの概説で、文献を芋づることができるとおもいます。--Kotoito 2007年12月8日 (土) 19:50 (UTC)[返信]
【その他】 ──表記・文体など
参考文献のところ、Wikipedia:出典を明記するに則って表記した方が良いですよ(以前に査読を依頼したとき私も注意された)。