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Wikipedia:良質な記事/良質な記事の選考/お猿のかごや 20170411

お猿のかごや - ノート[編集]

選考終了日時:2017年4月25日 (火) 08:26 (UTC)

  • (自動推薦)2017年3月の月間新記事賞受賞記事。--Eryk Kij会話2017年4月11日 (火) 08:26 (UTC)[返信]
  • 賛成 広く知られる童謡について、どういう経緯で作詞作曲され、どのような楽曲で、どのように世に広まり、どのような評価を受けたかという一通りの情報が説明されているものと思います。文章も簡潔で読みやすく感じました。以下、賛否に直接影響しないのですが、「レコード童謡」節の位置付けが気になりました。評価節のサブセクションになっていますが、お猿のかごやそのものの評価は書かれていないですよね。お猿のかごやはレコード童謡としていわゆる侮蔑的扱いを受けたのでしょうか?当該節の文章を読んだ限りでは、そうは読み取れなかったので、評価節におさめるのは違和感があります。例えば、「レコード童謡」節を丸ごと「来歴」節内に移して、当時の童謡事情の説明として位置付けてはいかがでしょうか。もう一点個人的な希望ですが、主旋律だけでも楽譜を載せられると良いのですが、著作権上難しいのですかね(例えば、ピアノ五重奏曲第2番 (フォーレ)のような感じです)。ご検討いただけますと幸いです。--Mogumin会話2017年4月17日 (月) 13:39 (UTC)[返信]
  • コメントありがとうございます。たしかに、「レコード童謡」節の扱いは私も少々悩みました。本節の内容は、当初は「レコード童謡」という言葉の解説として脚注にするつもりだったのです。ところが(私も調べるまで知らなかったのですが)、当節に書いたように、この言葉は単に”1930年代から1940年代にかけてレコードで発表された童謡”という意味だけではないことを知り、脚注にするには長すぎるということで節を立てました。少なくとも「レコード童謡」という言葉に蔑視的な意味があることは解説しておかないと、「典型的なレコード童謡」という評価のニュアンスも伝わらないので、解説を簡素化することもできません。
とりあえず当節でどうしても解説しておきたかったことは”「レコード童謡」という言葉には侮蔑的なニュアンスが込められている”という部分です。その用さえ足りれば、記事のどこに書いても良いのですが、服部公一がまさにこの解説どおりの評価をしていたので、服部の評価を補足するつもりでここに置いたのです。服部の評価は当初は「評価」節の最後に書いてあったのですが、まさしくレコード童謡に関するコメントでもあり、やはり「レコード童謡」の解説と一緒にしたほうが理解しやすいだろうということでここに置いたわけです。レコード童謡について調べるまでは、服部の、レコード童謡に対する「志の低い、商業主義的な、「小市民性と通俗性に満ちた」という評価は、服部個人の評価かと思っていたのですが、実は芸術志向の音楽家の一般的な感覚であったとことを知った次第です。
>「お猿のかごやそのものの評価は書かれていないですよね。」
最後に服部公一による批判的評価が書かれています。服部はたしかに『お猿のかごや』を直接批判しているわけではないのですが、本曲をレコード童謡の代表として挙げた上でレコード童謡に対する批判をしているのですから、当然本曲もその批判の対象に含まれていると考えるのが自然だと思います。もし服部が、本曲はそうではない(レコード童謡に対する一般的な評価に当てはまらない)と考えていたのなら、「ただし、『お猿のかごや』には、そういった通俗性は感じられないが...」とか何とか言い訳を付け加えていたであろうと考えられますが、服部の本にそういう記述はありません。また、出典の一つとして採用している(井手口 2016,p.37)では「服部公一は《かわいい魚屋さん》や《お猿のかごや》など昭和前期の童謡を「通俗性の安易さが尊重」されたものだと否定的に紹介しつつ」とあり、こちらは明瞭に、「服部は『お猿のかごや』を通俗的と批判している」と述べていると解釈できます。
>「お猿のかごやはレコード童謡としていわゆる侮蔑的扱いを受けたのでしょうか?」
もちろん、一般的にそう扱われたわけではないですが、少なくとも服部公一はそう評価した、ということです。
本節の内容を来歴節に書くことも考えましたが、以上述べたように、重要なことは、「レコード童謡」という言葉には侮蔑的なニュアンスが込められている、という点なので、やはり来歴節より評価節の方が適切と思います。とりあえず少し書き直してみましたがいかがでしょうか[1]
なお、楽譜に関しては、歌詞はもちろん、曲のほうも著作権が切れていない以上、たとえ主旋律だけであっても楽譜の掲載は不可だと思います。--Loasa会話2017年4月23日 (日) 01:06 (UTC)[返信]
  • 賛成 私も小田原提灯の一節から、てっきり箱根越えの歌だと思っていました。主旋律の掲載に関しては、作曲者が1971年没ということなので、現行法では2021年まで保護されていて、それまで無理ですね。TPPが発効すれば2041年までになりますが。「海外への紹介」は「日本国外への紹介」にした方が良いかもしれません。--Tam0031会話2017年4月17日 (月) 13:51 (UTC)[返信]
  • コメントおよびフォローありがとうございます。歌詞や楽譜は無理にしても、何か画像の一つくらいは欲しいと思ったのですが、適当なものが見当たりませんでした。楽曲集のイラストはいくらでもありますが、言うまでもなく新しいものは不可です。表紙に「お猿のかごや」のイラストが描かれている、1946年に刊行された振り付け集を国会図書館で閲覧したのですが、残念ながらコピー不可でした(著作権の問題ではなく、古い本で壊れやすいため)。JR小田原駅構内には、『お猿のかごや』の顔ハメ看板があり、これを使うことも考えたのですが、案内板の絵地図さえ不可ということなので、顔ハメ看板も当然使えないですね。--Loasa会話2017年4月23日 (日) 02:01 (UTC)[返信]
  • 賛成 驚きました。これだけかけるのですね。これだけの分量の文献、おそらくは読んだが参考文献には使えなかった資料はその何倍もあるでしょうからこれだけの資料探索に当たられた努力には頭が下がります。およそ考えられることは網羅されきっていると思います。--ぱたごん会話2017年4月21日 (金) 15:08 (UTC)[返信]
  • ありがとうございます。実は、網羅した、というにはまだまだ不十分でして、本記事のノートページにも書いたように、土産物や郷土玩具やゲームなどにおけるモチーフの一つとしての面、および、舞踏やお遊戯や運動会競技や手合せ遊びなど身体運動・表現のモチーフの一つという面についてまったく書けていません。これらについても個別の事例はいくつか把握しているのですが、個別に箇条書きにしてもあまり意味がないし、節としてまとめるための切り口が見当たらないのが現状です。ノートページに書いたように私なりの切り口はありますが、出典なしでこういうまとめ方をしても独自研究になってしまうので、適当な出典が欲しいところです。これらの内容がうまくまとめられれば、まだまだ1万バイトかそれ以上は加筆できると思います。
ぱたごんさんは国会図書館によく行かれるようですので、他の資料を探していて偶々、そのような内容の出典として参照できそうな資料を見つけられましたら教えていただけると幸いです。『お猿のかごや』に直接言及していなくても、「童謡をモチーフとした芸術」とか「民芸品と童謡」とか「舞踊と童謡」のようなテーマの資料でもヒントになるかもしれませんので、よろしくお願いします。--Loasa会話2017年4月23日 (日) 01:40 (UTC)[返信]