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Wikipedia:良質な記事/良質な記事の選考/福山そごう 20191011

福山そごう - ノート[編集]

選考終了日時:2019年10月24日 (木) 16:40 (UTC)

  • (自動推薦)2019年9月度の月間新記事賞受賞記事。--totti会話2019年10月10日 (木) 16:40 (UTC)[返信]
  • 賛成 出店から破綻までの経緯が詳細に説明されており、良い記事になっているものと思います。細かい問題点を挙げると、「出店計画」の節の最後、「敷地は元々、山陽染工の工場があった場所で」とありますが、直前の文章は天満屋による対抗の2店目の話なので、まるで天満屋が山陽染工の工場のあった場所に出店しようとしていたかのように読んでしまって混乱しました。ビルの規模を解説した、「1990年当時の計画では、地下2階、地上8階建て(延べ6万4000平方メートル)の駐車場付きビルを建設する予定」の文章の前に敷地の話を持って行った方がすんなり読めるように思います。また「1998年」の節、「開業5年目の1998年2月」とありますが、1992年4月に開店したのであれば1998年は既に満5年を経過して6年目の気がします。その次の文章の「開店10年目の2000年度に」というのもずれているように思います。2000年度は1992年度から数えると9年目では。--Tam0031会話2019年10月17日 (木) 15:51 (UTC)[返信]
コメントありがとうございます。敷地の記載に関する問題は移動して対応させていただきました。年度のカウントですが、「開店10年目の2000年度に」および「開業5年目の1998年2月」という記載は、双方とも同じ1998年2月3日の繊研新聞の出典に基づく文章です。改めて出典の記事を確認したところ、前者については「福山そごう」の社長の発言として記載されています。後者の「開業5年目の1998年2月」については『開店五年目の九七年度(九八年二月期)売上高で、天満屋に「ようやく肩を並べることができる見通しがついた』という文章に基づく記載です。年度は正月を挟んで計算するのでズレができるのでしょうか。また、そもそもどこをスタートとしてカウントしているか・・・・運営会社としての株式会社「福山そごう」の活動開始は開店の前であるはずですから、その辺も関係あるかもしれません。Tam0031さんのご意見は、なるほどそうかも~と思いますが、出典にそうかいてある以上、年数の修正は(私は)ちょっと手を出しにくい問題ですが、修正する人がおられた場合は特に反対は致しません。--melvil会話2019年10月18日 (金) 08:18 (UTC)[返信]
やはり出典にもそうあるわけですね。「出典ママ」みたいに表記しておきたくなりますね。おそらくこれも出典そのままなのでしょうけれど、「1999年」の節、「広島そごうと合併すれば、納税は広島市に行うことになり、福山市民への還元が出来なくなる」とありますけど、実際には法人住民税は各事業所の規模に応じて市町村に納税するので、広島そごうと合併しても福山市への納税が無くなるはずはないのですよね。店長の発言なのであれば、そのあたりを理解していなかったのだろうかと思ってしまいます。--Tam0031会話2019年10月19日 (土) 14:43 (UTC)[返信]
  • 賛成 大手百貨店の一店舗の出典計画から閉店とその後までの歴史が十分な内容で解説されていると思います。
§ 1.1 背景
  • 「福山市は人口37万人(当時)の」
一応冒頭から読めば、「当時」とは開業時の1992年頃であろうとわかるのですが、ここは本文の書き出しでもあり、ここから記事が始まると考えて、「当時」ではなく「1992年当時」などと明確にしておいた方がよいです。
  • 「それら地域の再開発は福山市議会や商工会議所の長年の懸念事項になっていた。 」
出典がついていませんが、こういう文には出典が絶対に必要です。
§1.3 開店
建築物自体の記事ではないので、まあなくても良いのですが、建物の起工日、竣工日の記録も欲しいところです。
§1.9 その後
  • 「2002年、福山市が債権者より「福山そごう」のビルを買い取った」
§1.2 出店計画、の方に「土地は山陽染工の所有のまま「福山そごう」が建物を建築する形でオープン」とあるので、地主の方は相変わら山陽染工のままなのかと思っていたら、RiM-fの方に、出典付きで「土地は福山市に寄贈され、建物は管財人から福山市が26億円で買い取った」とあります。こっちの方がわかりやすいので、RiM-fの記述をそのままもってきてはどうでしょうか。(もちろん出典の内容と齟齬がないどうかは一応確認した上で)
--Loasa会話2019年10月20日 (日) 14:53 (UTC)[返信]
コメントありがとうございます。以下に個別にご回答させていただきます。
  1. 「福山市は人口37万人(当時)の」の件は提案を反映させていただきました。
  2. 「それら地域の再開発は福山市議会や商工会議所の長年の懸念事項になっていた。 」というのは、福山市の戦後から現在も継続中の懸念事項であります。本頁の「伏見町そごう」の部分や、福山市のホームページのこの辺などを見ていただけますとご理解していただけると思います。また出典がなく表には書きませんでしたが、この山陽染工の経営者が実は当時の商工会議所の会頭と伺います。「そごう」の福山出店には、その方の尽力もあったようで、主に民中心で福山市の商業環境再構築の努力がなされたようです。長年の懸念事項であったということを示す出典はあるのですが、「福山市議会や商工会議所の」の部分に相当する適切な出典がありませんので、その部分(主語)は削除させていただきました。
  3. 建物の起工日、竣工日については、集めた出典には言及がなく、不明でございます。
  4. 山陽染工が敷地を福山市に寄付したのは、「福山そごう」が閉店した後です。「福山そごう」は山陽染工に地代を支払って営業しておりました。誤解のないよう追加説明を入れておきます。--melvil会話2019年10月22日 (火) 12:27 (UTC)[返信]
  • 賛成 良質な記事の目安はすべてクリアしており、バランスの良い構成になっていると思います。今後、秀逸な記事を目指すことがあれば、以下の点を考慮頂けると嬉しいです。
  1. 【財務データ】そごう本体の破綻で公的資金投入となったため、おそらく福山そごうも財務データが入手しやすいのではないかと思います。経年の売上、粗利、減価償却費などの基礎数値がグラフないし表形式で欲しいです。これらの財務データに合わせて、年間来客数もあれば、平均顧客単価も割り出せるので、「#出店後」節で書かれている顧客ターゲット層のブレと紆余曲折が数字面でも可視化できると思います。
  2. 【資本 (equity) 関係】そごうは東京・大阪・神戸以外の店舗はすべてそごう本体ではなく分社化している特徴があります。この理由が欲しいですね。一般的には、本社からの天下り先確保 (社長など経営職の肩書を増やす) 目的で分社化するか、または地場の企業に店舗別に資本を持ってもらうためか、どちらかだと思います。資本関係はコーポレートガバナンスに直結する話であり、重要です。記事内では、店長兼副社長の三井ばかりがクローズアップされていますが、その他の資本家 (例えば地場のゼネコン) が取締役会に人材を送り込んだりはしていなかったのでしょうか?
  3. 【債務債権 (debt) 関係】設立当時は資本金1億円だけとのことなので、殆どは金融機関からの貸付+本体ないし他店舗からの内部貸付に依存したと思います。本体と同様のメインバンク (興銀と長銀) の貸付が多かったのか、それとも内部貸付が多かったのかが気になります。というのも、減価償却が重かったので赤字が続いたけれど、減価償却を除けば黒字だったとのことなので、仮にそごう本体が潰れても、内部貸付比率が低ければ連鎖倒産せずに福山そごうは存続できたかも?と思ったからです。株式会社福山そごう単体で資本 (equity) 側を増資して、レバレッジかけすぎの負債利子を圧縮する方法はなかったのでしょうか?
  4. 【黒字の定義】冒頭の導入節では「一度も黒字化することがなく」とセンセーショナルに書かれているのですが、「#出店後」節では「1996年からは減価償却前では黒字化を達成」とあります。導入節に註をつけて、何ベースで黒字化できていた/いなかったのか明確にしておくとよいと思います。EBITDAなど利益#様々な利益指標があるので、定義が欲しいです。
  5. 【収益モデルとテナントマネジメント】百貨店の場合、テナントの売上の一定割合を百貨店側に納めるタイプと、固定賃料を納めるタイプに収益モデルは分かれると思うのですが、福山そごうはどちらを採用していたのでしょうか? 前者の場合は売上が芳しくないテナントがいれば百貨店側が他のテナントに入れ替える強気な態度に出ることもあります。後者の場合は売上が芳しくないテナントは固定賃料を払うのがきつくなって自ら閉店することから、繁盛していない百貨店では空き家が増える傾向にあります。そして空き家が増えると寂れた感が一層増して、客が遠のく負のスパイラルに陥りがちです。
  6. 【競合他店舗との比較】天満屋およびポートプラザ日化といった競合と、売場面積、立地・交通、売上高、ターゲット顧客層などを表形式で比較するとさらに分かりやすくなると思います。その際、福山そごうの開店当初 (高級ミセス路線) と閉店前 (100円ショップも入り若者もターゲット化) で比較されると、なお良いですね。
現時点では出典が新聞記事に偏り気味なので、問題を深く考察した書籍や経済雑誌の特集を出典として追加すると、比較的書きやすくなると思います。--ProfessorPine会話2019年10月24日 (木) 11:10 (UTC)[返信]
コメントありがとうございます。以下に個別にご回答させていただきます。経済には疎いので、間違った回答もあるかもしれませんがご容赦ください。
  1. そごうの債権処理に公的資金が注入されたのは事実ですが、資金を受けたのは金融機関であり、「福山そごう」には公的資金は入っていないと認識しています。特に「福山そごう」は再生認可された13社に入らず、破綻処理ですからね。決算は1996年から2000年までの決算が「帝国データバンク企業財務情報」で取得可能です。おそらく15000円ほどで内容取得可能ですので、ご興味がありましたらご検討いただければと思います。
  2. 分社化の意図は、水島氏の意向 -「そごう」グループ全体の方針と伺います。銀行から融資を引き出すのに、そちらの方が有利だったのでしょう。これについてはそごうないし水島廣雄で触れられるべき内容かと思います。その他の資本家が「福山そごう」の取締役会に人材を送り込んだような報道はありませんでした。
  3. 「福山そごう」の負債内容に関する報道はありませんでした。破綻回避の可能性ですが、これについては東京地裁が判断することですのですので、執筆者の私が個人的な考えを披露する余地はありません。地裁での審議の内容も、裁判ではありませんので判決文が作成・公開されるようなものでもありませんので、情報の取得は無理でしょう。
  4. 黒字化の定義ですが、出典ママの記載です。「減価償却前では黒字化を達成」というのは経営側の言い訳に過ぎないと思いますが、利益#様々な利益だとどれに該当すると思われますか?。出典にどの定義に属する数字なのか書かれていない以上、推測で記載するのは避けたほうが良いかと思います。
  5. 「福山そごう」が営業している間に、テナントが撤退した~空きテナントが出来たという報道は一切ありませんでした。そごう閉店後に同場所で営業した「ロッツ」や「Rim」については、その手の話題に事欠かないのですが。各テナントと「福山そごう」がどのような契約形態だったのかは、個別事案になると思います。舶来ブランドなら破格の提案になったでしょうし、ブランド価値にも寄るのではないでしょうか?。画廊、本屋、喫茶店、高級ブランドなどでは、当然契約形態はそれぞれ異なるのではないでしょうか?。
  6. これについては、前向きに検討したいと思います。提案ありがとうございました。「福山そごう」が閉店前に若者をターゲットにしたということはありません。開店から閉店に至るまで、店長のコメントの通り、販売方針にはブレは無いように見受けられます。100円ショップは(出典には示せませんが、他店舗も含め、この時期一斉に導入されたようですから、「そごう」本体と「ダイソー」との兼ね合いの結果と想像します。--melvil会話2019年10月24日 (木) 13:42 (UTC)[返信]
  • コメントすみません。上のコメントを見て新たな疑問が生じたので一つ。「1999年10月には備後地区最大規模となる100円ショップをオープンしている...(中略)...この時期他店舗でも「100円ショップ」が相次いで導入されている。」と書かれているので、この「100円ショップ」というのはそごうの直営と理解していたのですが、上のメルビルさんのコメントには、「「そごう」本体と「ダイソー」との兼ね合いの結果と想像します。」とあるので、この100円ショップとは福山そごうのビル(だけでなくそごうの全店舗)にダイソーがテナントとして入った、ということなのでしょうか。もしそうであれば、私のような誤解をさけるためにも、「...テナントとして100円ショップのダイソーがオープンした...」といった説明の方が良いと思います。--Loasa会話2019年10月24日 (木) 15:21 (UTC)[返信]
コメントありがとうございます。Loasaさんのご提案を反映しましたが、うまく表現できていません。なにか良い文章は無いでしょうか?。他店舗で同時期に「ダイソー」が導入されたことは私がどこかのプログで拝見した情報で、調査したところ、長野そごうに1997年、船橋そごうには2000年までにダイソーが入店しています。加古川そごうにも2000年になる前に100円ショップが入店していますが出典には「ダイソー」とは書かれていません。つまり出典として弱い部分があるので、現状の状態となっているのです。加筆するよりも、その辺を突っ込むなら「この時期他店舗でも「100円ショップ」が相次いで導入されている。」という部分を削除するほうが厳正な判断となるでしょう。ただ、そうなると、「今まで高級志向 高級志向と文章で説明しているのに、なぜ突然100円ショップ?」と、読者さんが面食らうと思います。その辺の緩衝策として、あの文章を入れたのです。確認が取れている店舗に限定して、「長野そごうや加古川そごう、船橋そごうでも同時期に・・・・」という形に訂正すれば問題が軽減されると思いますので、その形とさせてください。--melvil会話2019年10月24日 (木) 16:33 (UTC)[返信]
メルビルさん、早速お返事頂きありがとうございます。既に選考期間を過ぎており、かつ通過3票集まっているので、私からの補足返事は当選考のノートページ側に明日以降書かせて頂きますね。票数確定のため念のため申し上げますが、良質な記事を上回るクオリティであり、条件ナシで賛成確定票を私は投じております。メルビルさんのご回答内容次第で私が今後票を変更することはありません。とても興味深い力作を読ませて頂き、ありがとうございました。--ProfessorPine会話2019年10月25日 (金) 09:25 (UTC)[返信]

選考終了時点で賛成3票のため、通過となります。--Tam0031会話2019年10月25日 (金) 15:23 (UTC)[返信]