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Wikipedia:良質な記事/良質な記事の選考/PPG I 20220311

PPG Iノート / 履歴 / ログ / リンク元[編集]

選考終了日時:2022年3月24日 (木) 18:10 (UTC)

  • (自動推薦)2022年2月度の月間新記事賞受賞記事。--totti会話2022年3月10日 (木) 18:10 (UTC)[返信]
  • コメント 執筆者です。まずは月間新記事賞受賞、ありがとうございます。分子系統解析をもとにした被子植物についての分類体系であるAPG体系に対し、この記事で述べているPPG I分類体系はシダ植物全体を包括する分子系統解析に基づく分類体系です。項目名は迷いましたが、PPG I (2016)で推奨されている引用形式かつAPG IVなど既存のWikipediaの記事と一貫したこの名称にしました(cf. 英語では The Pteridophyte Phylogeny Group)。既に561件の論文に引用されているほか、この新しい分類体系は一般にも受け入れられ始めてきており、2016年以降に出版された図鑑においてもPPG I (2016)をベースにした分類に基づき書かれています(海老原 (2017) 『日本産シダ植物標準図鑑2』、桶川・大作 (2020)『くらべてわかるシダ』など)。Wikipedia でも主にPPG I体系で記事を整理することになると思うので、その足掛かりとなるよう作成しました。個人的には現時点でも十分な情報をまとめることができたと思っておりますが、批判的な Christenhusz & Chase (2018) "PPG recognises too many fern genera" Taxon 63(3): 481-487 や 擁護的な Schuettpelz et al. (2018) "Are there too many fern genera?" Taxon 67(3): 473-480 、また日本近縁の種についても論じている Ebihara & Nitta (2019) "An update and reassessment of fern and lycophyte diversity data in the Japanese Archipelago" Journal of Plant Research 132: 723–738 などの情報を足すことでより多角的な視点からみた記事となると考えております。--Kingfiser会話2022年3月13日 (日) 09:03 (UTC)[返信]
賛成 上記の出典を用いて加筆しました。賛成票を入れておきます。--Kingfiser会話2022年3月15日 (火) 00:56 (UTC)[返信]
  • 賛成 執筆お疲れ様でした。シダはちょっと齧っただけなので、専門的な査読は他の方にお譲りしたいのですが、門外漢のアマチュアにとってはよくまとまった、大変参考になる記事だと思いますので、賛成いたします。APG体系についてもそうですが、分子系統による分類体系というのは、専門家にとってはすぐに常識になるのに対し、アマチュアに受容されるのには時間を要する印象があります。その意味でも大変意義深い記事かと思います。...と、書いていて思いましたが、「PPG」というネーミング自体、APG体系を意識したものと想像するのですが、APGへの言及は「その後の批評」節にしかないのですね。欲を言えば、主題を相対化する意味で、APGなど他の生物分類群の分類体系の進み具合とも絡めながらPPG創設に至る歴史的経緯を補強されるとなお良いかなと思いました。--YockeyT会話) 2022年3月21日 (月) 01:44 (UTC)(署名忘れにつき追記--YockeyT会話2022年3月21日 (月) 01:46 (UTC)[返信]
    • 返信 (YockeyT さま宛) 、PPG I (2016) 本文中では冒頭の p. 565 中で軽く触れられたのみでしたので、本項中でも冒頭の導入部分で軽く触れた(+ 関連論文からその後の批評節に少々加筆)のみとなりました。導入部分でより分かりやすく提示しても良いかもしれませんね。これ以上の経緯の加筆はさらに文献を調べる必要がありますので、すぐには難しそうです。--Kingfiser会話2022年3月23日 (水) 06:30 (UTC)[返信]
  • コメント 月間新記事賞の際の投票理由の繰り返しとなりますが、分類体系以前にそもそもの学名の安定性という段階から話を始め、何故シダ植物には被子植物とは異なる体系が必要であるのかという理念を含めて言及されるなど、とにかく手抜きがないという印象を抱いております。そして新たに批判とそれに対する反論を加筆された事により、単系統性にこだわり過ぎず場合によっては融通を利かせて旧来の分類も容認するというこの体系の性格が更に分かりやすくなったように思われます。私もシダ植物には疎いのですが、個人的に行っているWikispeciesでの活動のために被子植物の分類見直しに関する文献に触れてきた事もあって専門用語に関してはすんなりと頭に入ってきました為、「バシオニム」や「レクトタイプ」といった横文字の専門用語に対する注釈も特に必要なく、日本語の別名が十分説明的であったりリンクが貼られていたりするのでKingfiserさんが手を加えられる必要は特にないものと存じます。賛成票を投じたいです。ところで本筋ではない要素で恐縮ではあるのですが、画像につきまして自作とされていますが、全てご自身で撮影されたものであるのでしょうか。 --Eryk Kij会話2022年3月22日 (火) 01:49 (UTC)[返信]
    • 返信 (Eryk Kij さま宛) 、組写真のそれぞれはもちろん全て自分で撮影したものです。一部は自身のSNS上で公開しているものですが、そうでないものはWikimediaで初めて公開したものです。各種は日本各地に自生する野生個体もしくは所属する機関で栽培されているもののどちらかです。すべての写真について、お聞きになられれば撮影場所や日時をお答えできます(小葉類は保護の観点から細かい地点はお話しできないかもしれませんが)。--Kingfiser会話2022年3月23日 (水) 06:30 (UTC)[返信]
      • 返信 (Kingfiserさん宛) お忙しい中ご回答ありがとうございます。納得致しました。私自身が記事作りの際に生体写真を完全に他人頼みとしているせいで、そこまでの努力が可能であるという事に対する実感が湧かず、想像力がまるで追いついていなかったのです。何卒お許し下さい。そしてお疲れ様です。この記事を良質な記事とする事に 賛成 致します。--Eryk Kij会話2022年3月23日 (水) 07:02 (UTC)[返信]
  • 賛成 既に必要な賛成票が揃っているようですが、私からも賛成とさせていただきます。こういう記事を読むと、生物の分類というのにこんなに論議があって揺れ動くものなのだということを思い知らされますね。--Tam0031会話2022年3月23日 (水) 14:42 (UTC)[返信]

選考期間終了時点で賛成票4票のため、通過となります。--アリシア-jawiki会話 - 投稿記録2022年3月25日 (金) 01:57 (UTC)[返信]