飛翔するmeme

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飛翔するmeme
花譜×たなかシングル
リリース
規格 音楽配信
ジャンル J-POP
時間
レーベル KAMITSUBAKI RECORD
作詞・作曲 たなか(作詞)
ケンカイヨシ・たなか(作曲)
ケンカイヨシ(編曲)
プロデュース PIEDPIPER
花譜の「組曲」 年表
花譜×佐倉綾音あさひ
(2021年)
花譜×たなか飛翔するmeme
(2021年)
花譜×羽生まゐごわたしの線香
(2022年)
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飛翔するmeme」(ひしょうするミーム)は花譜×たなかデュエット曲で、花譜の様々なアーティストとのコラボレーション企画「組曲」の第4弾である[1][2][3][4][5]2022年1月19日に配信シングルとしてリリースされ、同日20時にYouTube上でミュージックビデオが公開された[2][3][5]

背景と特色[編集]

「組曲」はリアルのアーティスト&コンポーザーを中心としたコラボレーション企画である[6][7]。それまではカンザキイオリが花譜の楽曲を制作していたが、3周年を記念したプロジェクトの1つとしてリアルとバーチャルの枠組みを超え、様々なアーティストが楽曲を提供する[6]

本楽曲はたなかがバーチャルな存在である花譜やその声が羽ばたいていく様子に着想を得て作詞したものである[2][3]。たなかは花譜の歌声について、柔らかな声に内蔵された圧倒的な熱量があり、初めて聴いたときからその魅力に心奪われたと語っている[3][4]。逆に花譜はたなかの歌声について余裕あるセクシーな歌声と評し、その歌声や歌い方に憧れて歌ったと語っている[3][4]。また、曲については織り成される言葉の美しさが胸の中に溜まり、聴くと惚けた声が出てしまうと表現しており、歌詞は音にフィットする語感があり、声に出したくなると語っている[3][4]

MV制作スタッフ[編集]

ディレクターは川サキケンジが務める[1]。CGアーティストはイアリンジャパン、VFX技術はHibinoVFXStudioのスタッフが担当している[1]

ライブでの演奏[編集]

2022年8月24日に日本武道館で開催された花譜のワンマンライブ「不可解参(狂)」では、ゲストとしてたなかが出演し、本楽曲のデュエットを行った[8][9]。その際の花譜の衣装は「第三形態 燕(壊)」であった[8]。バーチャルシンガーである花譜を映すモニターがあり[8]、ステージ上に設置された箱の中にたなかが登場する演出となっていた[10]。12曲目に演奏され、直前の楽曲は同じく「組曲」の花譜×可不流線形メーデー」、次の楽曲は花譜×大森靖子イマジナリーフレンド」であった[8]

このライブは後日映像化され、『3rd ONE-MAN LIVE「不可解参(狂)」Blu-ray』として販売された[11]。本楽曲もそのDISC 1に収録されている[11]

脚注[編集]

  1. ^ a b c 花譜 -KAF- (2022年1月19日). “【組曲】花譜×たなか #95「飛翔するmeme」【オリジナルMV】”. YouTube. 2023年4月13日閲覧。
  2. ^ a b c 音楽ナタリー編集部 (2022年1月19日). “花譜×たなかのデュエット曲「飛翔するmeme」本日配信”. 音楽ナタリー. 株式会社ナターシャ. 2023年4月13日閲覧。
  3. ^ a b c d e f 花譜×たなか、コラボ曲「飛翔するmeme」配信リリース&MVプレミア公開”. billboard JAPAN (2022年1月19日). 2023年4月13日閲覧。
  4. ^ a b c d 都築 陵佑 (2022年1月19日). “花譜の歌声に心奪われた──たなかとのコラボ楽曲「飛翔するmeme」配信”. KAI-YOU. 2023年4月13日閲覧。
  5. ^ a b Vシンガー花譜、コラボ企画「組曲」第4弾 たなか(旧ぼくりり)の提供によるデュエット曲「飛翔する meme」をリリース”. PANORA (2022年1月19日). 2023年4月20日閲覧。
  6. ^ a b おざきこうし (2021年10月18日). “花譜3周年の10大プロジェクト 大森靖子、佐倉綾音ら15組とのコラボから始動”. KAI-YOU. 2023年4月13日閲覧。
  7. ^ 花譜 3周年記念10大プロジェクト01 組曲”. 花譜 3周年記念特設サイト. 2023年4月13日閲覧。
  8. ^ a b c d 音楽ナタリー編集部 (2022年8月27日). “花譜が初の日本武道館公演で“バーチャルシンガーソングライター”に進化「この景色、一生忘れられません」”. 音楽ナタリー. 株式会社ナターシャ. 2023年4月13日閲覧。
  9. ^ たまごまご (2022年9月6日). “花譜は観測することで存在する。武道館公演『不可解参(狂)』はいろいろな意味で“狂った”ライブだった”. クイック・ジャパン ウェブ. p. 2. 2023年3月19日閲覧。
  10. ^ 満島エリオ (2022年9月2日). “花譜、『不可解参(狂)』で掲げた“MAD”の真意とは? 日本武道館で観測者に届けた狂おしいほどの愛”. Real Sound. 2023年4月13日閲覧。
  11. ^ a b 【花譜】3rd ONE-MAN LIVE「不可解参(狂)」Blu-ray/3rd ONE-MAN LIVE「不可解参(狂)」”. FINDME STORE. THINKR. 2023年4月20日閲覧。

外部リンク[編集]